82.愛のつぼみを育めばいつか大輪の花咲かん
早朝。
もぞ……
……ちゅ、ちゅぱ、ちゅぱ……
フ、と撫子が目を覚ますとピンクの美少女に抱きつかれていて吸い付かれていた!
「!」
(また潜り込んできたの!?しかも脚に何か刺さってる!)
「さ、さとる」
「ん。もうちょっと♥」
ちゅ。
可愛い声!!
撫子はジタバタ
「だっダメさとる、」
ぎゅうぅ
「クスクスやだ♥俺の元気静まるまで離さない」
(もぉ~~~!!!)
――――――
ミーティングでリュージが
「でも結婚式はやっぱり柏なんかー」
「うん、だって俺もさとるも柏だから呼ぶダチ皆柏だもん」
「ん。」
そう、昨日下見してきたの♥
「ほーか~でも俺らも呼ぶよな!?」
さとるがクスッと笑う
「どーすっかな(笑)」
「呼ぶよね?呼ばれなくても柏行くよ?俺の可愛い撫子の手を引かなきゃないから」
綾女がファサッとしてズイッ、さとるにパンッされ。
恋もズイッ
「絶対呼んで!?んでブーケトスはリナちゃんと俺に渡して!」
「アホ!」
リュージが2人をグイッと引き離してくれる。
撫子はプ。
「(笑)でもお前既に押しかけ婿してんだろ?」
そう!実は恋は先月から、なんと!!柏の真咲宅にキャリーバックを持って押しかけ「後継ぎます!住み込みで修行します!」と居候を始めちゃったというから許可した真咲父に驚きである。
撫子は電話できいた
「リナほんとーーーに、いいの?」
『正直バカっぽいんだけどー、バカでもいいかと思ってー』
「真夜は本当にいいの?」
『うん。まぁ忘れれないけどォー、恋も真夜に負けないようにあたしを満足させようとして頑張ってくれるしィー。
だからあたしもよくなってきたってゆうかー、つーか何よりもあたしを選んでくれる所かな』
電話を切って撫子は。
(もうHしてたのかよ。
そっか…なら良かった。恋に押しかけられて正直迷惑なんじゃないかと思ってたけど違った)
心底ホッ。
――――――そしてなんと、dark公式動画概要欄に貼ってた「お仕事の依頼はコチラ」に、あの!ゼクシィからメールが!!!
〈タイムリーなナデシコさんとカミキさん2人に是非表紙を飾って欲しいです。〉
もう、きゃああ♥
さ・ら・に!あのたまごクラブからも!
〈ファンの多いナデシコさんならきっとたくさんのママ達に勇気を与えられます。お腹が大きくなったら表紙に出て欲しいです。〉
返事は勿論、やるっっっ♥♥
(やったぁ♥さとるとゼクシィ♥夢みたい…!♥)
弾む足取りで妊婦の日課の近所の散歩に出ると
「!真夜!」
「撫子、よ♪」
片手を上げて挨拶してくれてドキン。でも駆け寄ると
「丁度おめーんトコ差し入れと新曲持ってくとこだった」
チョコパンのコンビニ袋を見せてきたのでパアァ♥
「わぁありがと!」
エヘヘ。
するとおもむろに抱きしめられる!
「えっ!?ちょ、真夜!?」
(あたしの事は諦めたんじゃ!?)
ドキンドキン
「いいじゃん抱くくらい」
耳にかかる優しい息。
「真夜…」
カアアきゅう。
真夜がフ、と笑い撫子の顔を覗き込んだ
「元気な子うめよ?」
「!」
(真夜…!)
胸が震える。
「っうん!」
パァッ
「そん時は真夜にも可愛がって貰うからね?」
(なんだ、やっぱりからかっただけかぁ♥)
腕の中で笑って見つめてくる撫子を真夜も笑ってワシワシ頭をなでてくれた。
「エヘヘ真夜好き」
「神木の次に?」
「うん!」
(真夜はお義兄ちゃんで一生付き合うからこれでいいの!)
※天然で罪な女。
楽しくお喋りしながら手を繋いで帰ってきた撫子真夜を見て神木の目が大きくなった。
真夜はそれを見て撫子の肩をグイッと抱き寄せ、チュッ。
鼻先を撫子の髪に埋めながら
「撫子Hしたい時はいつでも呼びな?俺挿れなくてもできっから」
神木はプチ。フンと半目を更にすがめて見上げた。
「俺だってできっけどお腹の事考えてやんねんだよ」
バチバチィッ散る火花!
真夜は手を引っ込めた袖を口に当ててクスクス
「神木正解♪からかっただけでした」
「いいから離れろ」
べりっ、撫子から真夜を引き剥がし――――・・・
真夜が帰ると神木は玄関に鍵をかけ、
「もう女だってバラしたんだから胸、我慢する必要無いよね」
撫子のシャツの胸をツン、と突いた。
ドキ。
「やっていい?」
勝ち気な綺麗な瞳。
「さ、さとる、でも」
カアッ。
「クス、恥ずかしがんなよ今更。」
ガバ。優しく襲われて、シャッ、カーテンを閉めながら押し倒され、まだ昼間なのにシャツの前を開けられた。
組み敷かれて、肉食になってるさとるの瞳がまばたきして、これから食べる、今までとっておいた御馳走を食べようと潤んで光る。
ガーネットの瞳が欲情を露わにしてくゆり。
「クス、解禁。」
ドキンドキンゆっくり近づいてくる獣の唇に全神経が集中して触れる前から感度が上がって、吐息がかかっただけで甘くなっちゃう。
(ひゃう)
ふるふる。初めての刺激!
神木は撫子の反応を見、満足そうに笑むといきなり大胆。
「アッ…!だめさとる、さと子が出ちゃうよぅ」
「出ねェよ」
ゾクゥッ!
「ゃんんっ!」
(乳首攻めっっ!?!!)
体の奥が久しぶりに激しくジュワァとなる。
「とろけた?撫子…」
「ん……っハァ、」
「ずっと食べたかった(笑)」
「っあたしも、ずっとシて欲しかった」
ドキンドキン
2人でクスクス笑い合ったら。
「食べ足りない」
「っ♥」
「ァ……っン、」
ハア
(やだ嬉しい)
伝わるさとるの強い愛が脳天を突く。
撫子はそんな神木の頭を抱いてなでた――――――
菫と狂が正式に婚約(!♥)して、菫が上月家に挨拶に泊まりがけで来たので、撫子は久しぶりに菫とカフェへ。
「へーおねえは秋に結婚式かぁ」
「そ♥あんたは?いきなり妊娠しちゃって、お腹膨らむ前なら早く決めなよ?」
ポヨ
「うん、あたし達は柏で挙げるけどおねえは?」
「んー東京かもねー、でもまだどっちか決めてないよ?」
「そっかー」
「てかあんたその格好」
まだ男物のシャツにダメージデニム。
「エヘヘこっちじゃ急に変われなくて」
でも女の子トークをいっぱいして幸せな女の子の顔で笑う撫子…6時になると、
「あっ、もう帰らなきゃさとるが帰る時間」
「なぁに?ご飯作るの?」
撫子はエヘ
「だってさとるにおっぱいあげなきゃなくて」
「は!?なんてったの!?」
「さとるに」
菫が撫子の口を止めた
「いいよ!聞こえてた!もーーーあんたらバカップルだよ?」
ガクッとなった菫。
「さとるただいまー」
言うとガラッ、中の戸があいてたたたと寄ってきて可愛く口横拳添え♥
「撫子、おっぱい頂戴♥」
撫子のナイ胸をぐにぐに揉んでうっとりしてる神木。その頭を見下ろしながら撫子は
(やだ仔猫みたいじゃない?かわいー…さとるの新たな可愛さ発見)
※見解の相違。
先日イクニュウ解禁してから、神木はずっとおっぱいに夢中です。「この手でおっきくしてやっからよ」と言いながら……
撫子も気持ちよくて幸せになってポヨポヨ
「うん、さとるだけなの」
「クス俺も」
・・・
――――スタジオでウェディングドレスになる。
(可愛いかな…?)
ドキンドキン、少し不安で鏡を見る。
(!!きゃあ)
女の子メイクもされて髪型も可愛くして貰って、そこにいるのは紛れもない女の子。
(やだ、ちゃんと可愛いよぅ)
ふぇ、瞳が潤む撫子。
デザイナーのはからいでナデシコとカミキ2人共ドレス姿だ。
ピンクのフワフワのドレスに身を包んだ神木が撫子に歩み寄って見上げる。
「撫子、綺麗だよ」
まっすぐな綺麗な瞳。
「さとるも、可愛い♥」
エヘ♥
撫子は純白のプリンセスライン!
ブーケを抱いた撫子、カメラマンが合図する
「はいじゃあ撮りまーす、こっち向いてー☆」
「「はーい!」」
ぐいっ!神木が撫子をお姫様抱っこした!
沸くスタジオ!
パシャパシャパシャ撫子は嬉しくなって神木の首に抱きついてキスをする。
わっ…パシャ――――!
そして2人で産婦人科に行ったの。
待合室に偶然いたファンの女の子が大きなお腹を抱いて
「ナデシコさんおめでとうございます!一緒に頑張って産みましょうね!」
撫子は嬉しくてアンニュイサービスでイケメン顔をする。斜めに前髪を揺らして悩殺目線でイケボ
「あんがと。お互い頑張ろーね♥」
指鉄砲バキュン。からの握手♥
(あたしももうすぐああなるんだ)
ドキンドキンそう思うだけで胸の奥から体中に暖かなものが溢れ出すの。
呼ばれて2人で診察室に入ると老人Drが神木に
「はい君こっちおいでねー」
ナースが止める
「先生そっちじゃなくてこっちですよ、この2人は性別逆の格好でブレイクしてるバンドマンなんです(笑)」
Drは照れっ。
「えーそうなの?俺おじいちゃんで知らなかったよ~(笑)」
そんなハプがありつつ(笑)、台に寝て…
「ゼリー塗りますねー♪」
「!」
にゅるにゅる~
(ひゃうっ、ん…っ//)
ふるふる
初めてのゼリーの感じ。
トクン、それはとてもくすぐったくて震えるくらい嬉しくて、こんなに幸せなの?
「はいじゃあ画面見て下さーい♪」
「さとる、」
「ん。」
きゅ、手を繋いでくれるさとる。
黒い砂嵐みたいなモニターにエコーが映し出される。
「分かりますかー?これ赤ちゃんですよー♪」
「ぁ…っ!」
「心音きこえますかー?♪」
トクトクトクトクウルッ!コク!
するとナースが
「あれ?2つですね、双子ですよ!♪」
「「えっ!?」」
“お姫様抱っこキス”の表紙は〈カミキってホントに男だったんだ!〉〈ナデシコ綺麗可愛い!〉と話題になり堂々のトレンド週間1位をとった。
そしてこの表紙の7月号は売り切れ――――――
イラ大量でした♥撫神ゼクシィの絵は今回だけの為にかきました!!




