1/2
プロローグ
ある日、地球に32個の隕石が落ちる。
それらの隕石の中から、人の手では作れないような機械が現れ、人を殺し、更には地球のありとあらゆる無機物を吸収して、増えていった。
そのロボット達は人類の半分程を減らし、人の暮らしていた土地の7割程を廃墟にした。
日本も例外ではなく、首都を除いてはほとんどが廃墟と化してしまった。
それでも生き残った人々の物語は続いていく。
例え世界が終末に向かおうとも。
いつの日も打開の時を見計らい、生きていくのだ。
これはそんな世界の行く末と、そんな世界で奮闘する二人の男女の話。