第4問 「ちょっとしたクイズ」その1
ロジックや推理パズルは毎週作ることはできない……ということで、普通(?)のクイズを出すことにしました。
初回はロシアで行われたワールドカップの話から、これを元にクイズを出そうと試みたんですね。
ですので、最初に軽く小噺から。
ロシアは横に長いため、世界で最も多くの「標準時」を持つ国です。11もあります。
その標準時を定めるための線を「標準時子午線」といい、日本の場合は「東経135度」になります。
ワールドカップではいくつかの会場に分かれていたので、会場によって日本との時差は違ってるんですね。短い地域で4時間、長い地域で7時間ありました。
さて、時差はどうやって計算するのかといいますと、
360(度)÷24(時間)=15
より、経度が15度ごとに1時間ズレる、という考え方です。
ワールドカップ決勝は、モスクワで行われました。
モスクワ時間では、7月15日の午後6時 にキックオフ。
モスクワの標準時子午線は 東経45度 ですので
(135(度)-45(度))÷15(度)=6
日本とは6時間の時差があります。
よって、日本時間では、7月16日深夜0時 のキックオフとなりました。
……という訳で、問題です。
◆ ◆ ◆
サラリーマンの加瀬さんは次のような予定でアメリカに出張に行くことになりました。
11月16日:成田空港15:00発の飛行機でワシントンD.C.へ
12時間30分後,ワシントンD.C.に到着
11月17日:ワシントンD.C.15:00発の飛行機で日本へ
14時間20分後,成田空港に到着。
さて、ワシントンD.C.に滞在するのは何時間何分でしょう?
★注意★
①標準時子午線は、ワシントンD.C.は西経75度,日本は東経135度とします。
②サマータイム期間中ではありません。