春とエゴイスト

そぼ降る雨もいと知らず

春雷来たりてやわらかに告げる

激情の果ての三文芝居

君らその音拾い集めてwaltzとしましょ

青芽を見付けて大根役者

稲光を背にケラケラと仰ぐ

裾捲り上げ脚絆を外し

君らその花拾い集めてcaravanしましょ

桃色見付けて凝然混話

しゃなりしなりの道中にて「。」

仕舞う

散々たる証人喚問

立て続けに証人訊問

終わり間際に太鼓を鳴らし

わめき散らした恋人達は

砂浜に埋めてきました

冬来たらばまたおいで

蕾擽りLatinのmoveで

立待侍従は雷鳴疎んで一目散に語りましょ

武勇の限りを喧喧諤諤

丸め込んだらこの人集り

狂乱混じりでclassicのbeatに

雷雲過ぎしは城下に挙って鮮明夢に委ねましょ

ほんのり包んだ菓子など広げて

やあ今日の天気は如何でしたか