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ご飯
まあ、兎も角、その男の子が消えるわけでもないのと、お腹がすいたので追及は避けました。
私の事を深く問われても困るし‥‥。
今日の夕飯は、手抜きの素麺、南瓜の煮っ転がし、ほうれん草のよごしと茄子の漬物とデザートのスイカ。
部屋から持ってくると、男の子はじっと私の事を見てたようでした。
「ご飯食べるから一緒に食べよう?」
そう云ってテーブルに二人分の食事を出す。
警戒しているらしい子になんとも云えずに捕まえて抱っこした。
びくっと固まっているけど、それは無視。
クッションに座わらして、ハイ、とお椀を渡した。
私は目の前に回って「いただきます」と云いながら箸を付けた。
食べ初めて、少ししてからずっと見ていた子は恐る恐ると云った感じで食事を始めた。
うん、小さい子だから箸が使えるか心配でフォークも置いたんだけど、箸を使って器用に食べてた。
食べ終わってからも静かにじっと私を見ている。
まるで、猫のようで可愛いかもしれない。
しかし、きっと迷子だろうなぁ‥‥。
どうしょうか迷う。
けど、しょうがない。私が面倒みるしかないか‥‥。
