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七月の雨

作者: 佐々木 龍

友達だった人に言われたよ

裏切者、って

だけど僕にだって言いたい事が

あるんだよ

それは

君には分からない事かもしれないけど


君が僕にくれたものは全部

忘れてはいないけど

できるなら僕が向こうを向いてる間に

そっと置いてくれたら良かった

虫のいい話だと

思うけど


ああ

恩が義理がしがらみが

追いかけてくる眠っていても

夢に君が現れて僕の

腕をしっかりつかんでいるよ


それを

振り解いて

闇に

紛れて裸足で駆け出す

着の身着のまま心赴くまま

飛び出した


愛情という鎖が見えない君と

僕とのあいだに川を作って

一年に一度かかる橋の

向こうとこちらで

さようなら

さようなら



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― 新着の感想 ―
[良い点] 詩、拝見させていただきました(^^;私も、夏の雨には痛い想い出があります。私の短編に[rainday]というのがありますが、これ、十代の頃の私の実体験です(^^;
[良い点] ワンダフル! はっきりと絵が見える素敵な詩でした。 特に後半が好きです~。
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