公爵令嬢とボンボン
王立学校生徒にして、バッハラント公爵令嬢アンネマリー・バッハラントは、婚約者マティアス王子と、同級生であるアリーチェ・フェニーニが仲睦まじそうにするのを見てしまったことをキッカケにマティアスから身を引く決意をする。
アンネマリーは策を用いて婚約破棄に成功するが、その代償として島流しにあってしまう。
流罪から一ヶ月後、婚約破棄の知らせを受けた日に突如訪ね人が現れる……
それは、サカナ屋の息子とあだ名される、ジャヌア元首の長男であり同級生でもあった、ダリオ・グリマルディだった。
「国から君を買った。今すぐ結婚して欲しい」
「……………………はっ?」
アンネマリーは策を用いて婚約破棄に成功するが、その代償として島流しにあってしまう。
流罪から一ヶ月後、婚約破棄の知らせを受けた日に突如訪ね人が現れる……
それは、サカナ屋の息子とあだ名される、ジャヌア元首の長男であり同級生でもあった、ダリオ・グリマルディだった。
「国から君を買った。今すぐ結婚して欲しい」
「……………………はっ?」