удар:衝撃
今話もよろしくお願いします!
【東京 アパート】
「ど、どういう事だよ…ソ連が無いって…」
「えっとね~、地図帳、地図帳~あった、ほら、読める?…ってかこれ、前にも言ったわよね…確か、」
「!?」
「ね?」
「これは…ずいぶんと古い地図だなこりゃ…ロシア…帝政時代のロシア帝国じゃないか…」
「いえ、よくご覧なさい、"ロシア連邦"、崩壊したのよ、ソ連は、」
「……嘘だ、そんなわけ無い、世界一のソビエトが、誇り高き労働者の楽園が滅びるはずなんて無いんだ、ソビエトは…永遠なんだ…」
「…悲しいけど今は20××年、ソ連は1991年に崩壊したのよ…」
「じゃあ、私は、私はどこへ帰ればいいんだ…帰る場所が…祖国が…つい昨日までそこにいたのに…」
「…うちに…住む?」
「え?」
「だって、帰るところ無いんでしょ?」
「そうだけど…」
「住みなよ、うちに、私一人暮らしだからさ、家事とか…手伝ってほしいな…みたいな?」
「!!、いいのか!?」
「うん!」
「ありがとう凛!!」
「あ、そういや、名前は?」
「私は、ソフィア・ウラジーミロヴィチ・レーニナ!」
「ソフィアね!」
「ああ、よろしく凛!」
「よろしくソフィア!!」
こうして、ソフィアと凛の、同居生活が始まる…
次話もよろしくお願いします!!