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《旧東京コミンテルン。》をお読みになってくださっていた方々、お久しぶりです、お初に来てくださった方々、はじめまして、そして、ありがとうございます!!
皆様のおかげで、また、このように復旧することが出来ました!!!
それでは、《東京コミンテルン。》をよろしくお願いします!!!!
【某日 ソビエト連邦 第9技術研究所】
私の名前は「エカテリーナ・ヴァレリヤ・マレンコワ」
この軍用研究施設で偉大なる祖国ソヴィエトの為に日夜兵器開発をして働く一研究者である、
私の研究はどこかの研究所の「対戦車犬」や「パンジャンd…「ツァーリタンク」
等のような変なものを作ることではない、
ってか、なんだあれ、「ツァーリタンク」
ありゃどう見ても「三輪車」か「パンジャンドラム」だろ!
(※パンジャンドラムとはイギリスの変な兵器)
ともかく、私はP1グランプリ(※世界一のパンジャンドラムを決める祭典)に出場するための兵器は作らないし、
「犬爆弾」を作る気もない、可哀想だろあれ、可愛い可愛いワンちゃんに爆弾くっつけて…ワンちゃんは愛でるものであり、敵戦車に特攻させるものではありませんっ!!
私の研究はズバリ瞬間移動装置の開発!
その名も「Везде дверь計画(どこにでもドア計画)」
どうやらアメリカもまた、秘密義に瞬間移動装置の開発をしているようだが私の任務はそれより先に瞬間移動装置を開発する事、
噂ではアメリカは既に「エルドリッジ」とか言う駆逐艦で実験段階に入ってるとか…
うぬぬ、負けてはおれん!!
「同志諸君!一旦手を止めたまえ、これよりレーニナ中佐による視察を行う、各研究班、班長はこちらへ集まりたまえ!」
おっと、お呼びがかかった、
そう、私は「どこにでもドア」計画班の最高責任者もとい、研究主任だからな!!
うっひっひ~私も出世したものだっ!!
さて、はやく集合せんとな、レーニナ中佐の側近は二人いるのだが、
片方のニーナ大尉は優しくて良い奴なのだが、さっき大声で集合をかけた
アレクサンドラ大尉はめちゃくちゃ厳しいから嫌いだ。
「各班、班長は実験番号順に現状報告せよ、他班の報告中は皆、各研究ブースで待機するように、順番になり次第我々は研究ブースに向かう。では、実験番号1番以外、解散!」
…なんで呼んだんだよ、集合させた意味無いだろ、
まあ、こんなことは口に出せないけど…
それより我が班は実験番号7番だ、まだ時間はあるな、
ちょっとトイレ行ってこよ。
「うぉーい!!マレンコワ!7番班長マレンコワはどこだ!!」
あ、やべぇ、もう順番が回ってきやがった。
はいはーい、今行きますよ~っと、
「おい、貴様どこに行っていた!ブースで待機するように言っただろ!!」
へいへい、ちょっと「お花摘み」にね、
「エカテリーナ、現状を報告せよ!」
「7班現状としてはほぼほぼ完成しており、本日から最終試験段階に移行します、」
「おい、エカテリーナ、このボタンはなんだ?」
わ、レーニナ中佐が今日はじめて口を開いた。
「こ、このボタンを押すと押した者が瞬間移動いたします…まだ行き先の指定が出来ないので行き先はランダムですが…」
「おいおい、全然完成じゃないじゃないか、まずドアじゃないし!
どう思いますか中佐、」
「うむ」
〔ポチッ〕
「へ!?(一同)」
「ちゅ、中佐!?なんで押したんですか!?」
「へ?」
「へ?じゃないですよ!!行き先がわからない未完成品なんですよ?おい、エカテリーナ、装置を止めろ!!」
「もう遅いですよ、レーニナ中佐、どうかご無事で!!必ず助けに行きます!」
次話もよろしくお願いします!