プロローグ
なろうに投稿は初めてです。
期待しないでください
風が、鳴いている。
果てなく、荒涼とした大地で鳴いている。
その風の声を聞く者は
荒れた大地に佇む、一人の男だけであった。
「ふむ…ここもハズレか」
その男…アレイは、捜し物をしていた。とても大切ななにかであったこと以外は覚えてはいなかったが、自分にとっては、なくてはならないモノだと思っている。
「ここでもないとすると…あとはあそこくらいだが、とてもありそうには見えないな」
そしてアレイが目を向けた先にあったのは
瓦礫の山と化した、廃墟の街だった。
「さて、なにか残っていれば良いんだが…ちっ、何もないか」
埃と瓦礫の中を、使えるモノを探しながらアレイは進む。
「ん…?この扉、管理システムがまだ生きてるのか」
廃墟の街で、電気がきている事に驚きを覚えながら、おそるおそる触ることにした。
「まぁ、開く訳ないよな…ってマジか」
ピッ という軽快な電子音とともに、重々しい扉が軋みながら開いてゆく。
「ここに来た覚えはないんだがな…まぁ使えるモノはあるだろ」
扉の内側は、外とは比べものにならないほどにキレイであった。破壊の跡は、どこにも見当たらない。
「どうやら、俺が一番乗りらしいな。これはツイてる」
そして、アレイは奥へと進んでいく、まるで何かに誘われるかのように。
それは、普段の彼らしからぬ行動であった。
そして彼は、己の探し求めていた運命との、出会いを果たす。
続きは思いついたら書きます。
終わりとかは考えてません。