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第三話:交錯する想い

この一話で結構人間関係がごちゃごちゃしてくると思います。

後できちんとまとめますのでご了承下さい^^;

私だって・・・好きであんな事言ったんじゃない。




あんな事言うつもりはなかった。




でも・・




神崎さんの話をしてる時の俊、すごく嬉しそうだった。





そんな笑顔、私には向けてくれないのに・・・





本当は素直に応援したい。





俊には幸せになって欲しいから。





けどね。





幼稚園の時からずっと俊の事ばかり見てきた私としては・・・





やっぱり俊を取られたくない。





それが私の本音。





正直他の男なんてどうでもいい。





俊の事が好きだから。






笑った俊が。


泣いた俊が。


怒った俊が


照れた俊が。









私は・・・好きだから・・・








ねぇ、俊。





私、いつもこんなに近くにいるよ。





どうして・・・





どうして気付いてくれないの・・・?










_________________________








まったく、俊も怒りすぎだよ。


まぁ綾奈も言い過ぎた感じはあったけどさ・・・。


そう思いながら俺はおもむろに鏡を取り出すとそれを眺め始めた。





「はぁ。やっぱりこの顔。気持ち悪いよな〜。」





鏡を見るや否やため息をつく。


やっぱり。


俊がうらやましいよ。


スポーツ出来るし性格もよくてモテるし・・・


綾奈に好かれてるのだって俊だしさ。




俺は所詮邪魔者扱い。




俊と綾奈だったらお似合いだもんな。


俺と綾奈じゃ釣り合わない。


まぁしょうがないっちゃしょうがないかな。


・・・こんな顔だし。




何より俊と綾奈の付き合いは長い。


俺が二人の間に入れるはずなんて・・・








あるはずなんて、ないよ、な。








_____________________________











俺だってわかってはいたつもりだ。


綾奈に言われたとおりだ。





神崎さんに嫌われている。





この事実を受け入れずにうじうじしていたのも俺だ。


綾奈が言っていた事は正しい。


でも、それを認めたくはなかった。



俺は神崎さんが好きだから。



好きな人には嫌われたくはない。


誰だって同じだろう。


俺も神崎さんには嫌われたくなかった。


実際に神崎さんに告白して、それで拒絶されるなら諦める。


潔く、綺麗に。


だが俺はまだ何もしていない。


これで。


これで本当に良いのだろうか。


高校もせっかく同じなんだ。



一応3年間の猶予はある。


やっぱりまだ簡単には諦めたくはない。






・・・決めた。


神崎さんの事、本気で好きだ。


もう行けるとこまで行ってみるしかない。


俺はそう決心したんだ。











と、なると・・・


最初にする事がある。


俺は携帯を取り出すとメールを打ち始めた。


ただ神崎さんへのメールではない。



そう。


智也と綾奈へのメールだった。





「さっきはカッとなってごめん。


俺がもっと冷静になってればよかった。


本当にごめん。」





二人へそう送ると肩の荷が下りたのか、どっと力が抜けた。


返事、来るかな。







仲直り、出来るといいな。










そう思いながら俺はベッドで静かに眠るのだった。

なんか一話ごとの長さがまちまちで申し訳ないです^^;

どれくらいの長さがちょうど良いかまだ掴めないものでして(汗


見捨てる事無くご愛読して頂ける事を願っております^^

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