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FLAME  作者: 越
第二の依頼
9/15

殺し屋たち 4

「Loup……ですか」


大通りから一本外れた裏路地ーー埃を被ったこのバーはひっそりと佇んでいる。


「聞いたことある?」

曽根は椅子に腰掛けると、カウンターの向こうの眼鏡の男にそう聞いた。


「まあ、少しは。最近急激に勢力を伸ばしている犯罪集団ですね、殺しやら人身売買やらで……」


へえ、と曽根はグラスを煽る。


「いつまでです?」


「明後日かな」


「またそうやって、無茶振りばかりする」バーテン、いや情報屋はそっとため息をついた。


「君はプロだから」


「おだててもなにも出ませんよ」


「本当だよ」


曽根は二杯目を空けると立ち上がった。「じゃあよろしくね、海野さん」


海野はまたため息をつくと、ノートパソコンを開いた。報酬はしっかり受け取りますからね、と呟いて。

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