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FLAME  作者: 越
第二の依頼
8/15

殺し屋たち 3

今回の依頼

ある犯罪組織に、娘を殺されました。

成果次第で、報酬はいくらでもお支払いします。

最低でも組織のボスは殺してください。

その組織の名はーー



「Loup」

五人が洋風の重厚なリビングに集まったところで、曽根が紙を爪で弾いて言った。「狼ーー陳腐な名前だよねえ」


「最低でいくらっすか」

先に口を開いたのは井上だった。


「さあ?成果次第だって、さ」


「でも全員集める必要ない気がするけど」黒瀬が煙を吐き出す。「二人ぐらいで済みそうなもんでしょ」


するとユキも、無言で曽根の方をじっと見る。自分の爆弾があれば、組織のビル一つくらいすぐに壊せるとでも言いたげだ。真紀はそのまま黙っていた。


「まあね、それでもいいんだけど」

曽根が立ち上がり微笑む。

「どうせやるなら根絶やしにしないと」


全員の動きが、曽根の強すぎる殺気で一瞬止まった。


「そうじゃなきゃ楽しくないでしょ、こんな組織潰しなんて、ね」


後は考えといて。そう言うと、曽根は去っていった。


その時既に、残された四人の意思は決まっていた。

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