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FLAME  作者: 越
第二の依頼
7/15

殺し屋たち 2

「あ、終わった?」


顔を上げて、少し目を細める。


彼がこの名前を持たない組織の「ボス」と言うべき存在である。


華奢で背が高く、一見優しげな見た目からは想像もつかないが、彼ーー曽根がこの家の五人の中で最も強い、そして最も美しい殺し方をするスナイパーだ。


彼の部屋には大きな窓があり、いつもその光に背を向けて座っている。立ち上がると後ろで一つに束ねた髪が揺れた。


終わったのくらい、この窓から見えるのにと、真紀は扉を背に目を逸らす。


「また派手に壊したんでしょ?」


「私じゃないけどね……」


指先が触れる。


「また曽根と仕事したいな」


「え?」曽根は額につけた唇を離した。「そう」


「いいかもね」


そのまま身を翻して机に戻ると、1枚の紙を取った。


「これなんていいんじゃない?皆で行けそうだし」


「これなら曽根一人でもーー」


「別にいいよ、何人でも結果は同じでしょ?」


曽根は微笑むと、文面を読み上げたーー。

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