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夢日記  作者: 辻風一
9/12

ソロバン教室と空中遊泳

 こんな夢を見た――


 気がつくと、広い和室の布団のなかにいた。

 私が寝返りをうち、辺りを見回すと折りたたみ式座卓がいくつも並べられていた。


 これは懐かしい……私が小学生のとき通っていたソロバン教室だ。一軒家の二階の和室で教えてもらっていた。

 階下からガヤガヤと人声がして生徒たちがやってきた。みな、カバンからソロバンとテキストを出してパチパチやりはじめた。

 私は眠たいので布団をひきずって右側のフスマを開けて移動する。

 すると、自分が今現在すんでいる寝室となった。


 私はそこの床に布団を敷く。寝る前にトイレに行こうとおもい、移動する。

 すると、足が宙に5cmほど浮いた。

 トイレに入りづらいなあ、と思いながらも、右手でドアノブに捕まりながら足を動かす。すると、わりあい思い通りに動く。


 以前テレビで見た宇宙飛行士の空中遊泳のようだ。私はもしかしたら空中一回転ができるかもしれないと思い、逆上がりの要領で腹筋に力をいれて宙返りに挑戦してみた。

 やはり宙返りは成功した。体がもっと浮き上がり、天井に両手がつく。


「でも、朝目覚めたら、この奇跡を忘れているような気がする……」


 と、思いなにかにメモするか、空中に浮いた証拠を残そうと考えをめぐらせた。そのうち、天井の一角に10cm四方の凹みがあることに気がつく。


 なんだろう? と、凹みを押してみた。


 凹みの表面が動き、スイッチのようにカチッと音がする。

 何か起こるのかな? と天井をみつめる。が、何をおきない。さらに白い天井の板を見つめる……


 そして、目が覚めた――




 空を飛ぶ夢は十代の頃しか見ないとなにかで聞いたきがするが、私はごくまれに空中を浮く夢を見ることがある。



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