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夢日記  作者: 辻風一
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校庭の怪生物


 こんな夢を見た――


 数学の授業中が終わり、学校の休み時間、窓から学校の中庭をのぞくと、落ち葉があちこちにあり、寒そうだ。

 しかし、そんななか、一匹の青虫が元気に這い回っているのが見えた。

 それを見ていたら、何か楕円形のカナブンのような生き物が飛来してきて、青虫を捕まえたようだ。楕円形の生き物は窓から教室の後ろの通りに入ってきた。

 その生物は実に奇妙な生き物だった。直径10センチくらいの平べったい楕円形であり、真ん中に黒い穴が二つあり、最初、目かと思ったが鼻の穴のようだ。

 その後方にカエルのように突き出た目が二つあった。下部にやはりカエルのような前肢と後肢が見えた。カエルのような怪生物を見ていると、体が筆箱のような長方形に変化した。


 なんなんだ、この生き物は?


 スマホで写真を撮ろうと思ったが、あいにく持ち合わせがない。そこに、横合いからE君が携帯の写真をフラッシュさせて撮影した。


「画像検索でこの生物がなにか探してみなよ」

「先輩、この生き物はカレイサンショウウオですよ……」

「カレイサンショウウオ?」


 E君のスマホ画面にそのカレイサンショウウオらしき写真と記事が映った。

 教室に入ってきた怪生物に視線を移すと、謎の生物は丸くて平べったい形にカレイのような尻尾を持った黒い形に変形していった。

 短い手足も生えて、名前の通りサンショウウオとカレイのハイブリットのようだ。天然記念物の動物っぽい。

 恋人とイチャイチャすることしか興味の無い奴かと思ったが、E君の生き物に詳しいという意外な趣味を知って感心した。


 そして、目が覚めた――



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