1【思わぬ病気になり】
最初に思ったのは、良くなにも無いところでこけた。その時はただ単に、自分の不注意だと思っていた。だが、仕事中に外付けにある3階の階段から見事1階まで落ちた。いや~、堕ち方が上手かったのだろう。怪我は何もなかった。でも、事務員さんお願い。意識があるからと言って救急車呼ぶかを決めさせないでくれ。もちろん、断った。で、会社の車で病院に行った。そこには、MRIもない小さな町医者だ。会社が終わって帰ったら、親は凄く心配しすぐ大きいMRIを撮ったら、初め脳梗塞を疑われた。で、何故か脳外科から神経内科に回された。そして、何度か撮り診断名が判明したのは一年たってからだった。初め脳梗塞じゃないことに喜んだ。でも、多発性硬化症とは聞きなれない病名に戸惑った。でも、運が良かったのか、その先生には、かつての後輩で、この病気を専門にしている者がいると、紹介してくれたこと。でも、そこからが大変だった。この病気は悪くなったからリハをやってても、リハで元に戻るようになる前に、悪化してもう入退院の繰り返し。さらに3年目に入ると、歩行が困難になり、今では車椅子だ。リハビリ頑張れば良いのだけど、この病気は何度も繰り返す、その度に同じリハだ。それも、元には、戻らず、どんなに頑張ってもどんどん落ちていくのである。
26歳 正社員で入社を果たす。この時、世間では就職氷河期と言われてました26歳と半年 営業さんに、旦那を紹介される27歳 会社の階段から落ちる28歳の5/20 その人と結婚29歳の1/18 出産。2009年のこと30歳 歩けなくなる