登場人物紹介・設定資料集(ネタバレ含む)
ネタバレの他、本編には登場しない勇者の設定なども含みます
登場人物紹介・含む裏設定
多田野 チート(ただの ちーと)
鹿島大学修忠高校2年生、仙台緋色と同じ薬師ヶ丘中学校出身。猫の上をトラックが通過するのを見ていたことから異世界に行くことになった主人公。ラノベ読者、ゲーマー。もしステータス値に「Luck」があれば、かなり低いと思われる。
神 (かみ)
神の部屋に住む、廃人級のゲーマー。地球人を適当に見繕ってキャラクターをスキャンし、ステータスを適当にいじくって異世界にアバターを送り込み、観察している。
クラス黒板係レベルの容姿で、街で出会っても気付かないような究極のフツメン。白猫は一種の分身。
シロ
神の分身だが、分かれて時間がたっているため自我が確立している。神のゲーム世界でチュートリアルを担当。異世界人には見えず、アバターが帰還の意思を無くしても見えなくなる。避けていたので攻撃は当たるようだ。
次元 渉 (じげん わたる)
初代転移者。まだ当時は魔王などおらず、目的は治安の維持と王国の発展。しかし戦闘に慣れているわけもなく、王都から出発後すぐに盗賊に襲われリセット。その後、勇者は訓練を経てから送り出されるようになった。
初野 麻央 (はつの まお)
次元の転移に巻き込まれ、転移。穴に落ちた後、神の部屋を通過せず、直接異世界に行った。内政チートがほぼ完ぺきにできるであろうレベルの高度の歴史オタ。その能力は王国の対抗勢力を形成・管理・成長させるのに使われており、王国よりはるかに暮らしやすい国を維持するのに役立っている。
目 仁 (さかん ひとし)
2番目の勇者候補。ひきこもり傾向があり、神とゲーム話が大いに盛り上がったのだが、人との接触に対応できず異世界に1週間もいなかった。
前野 優 (まえの まさる)
3番目の勇者候補。初野麻央さんのダンナ。魔王の洞窟の設計・拡張を手掛け、魔王領内政の補佐も行う。戦闘力もそこそこ高く、「魔術といえども発現が魔力によるだけで、結果は物理法則に従うのだから科学的知識を理論体系に取り入れるべき」と主張した程度には理科的な知識もあった。そのため仙台考案の「黒い光(ロドプシン生成光)」を操ることもできる。
与賀 公住 (よが まさずみ)
4番目の勇者候補。魔王領に入ったまま戦いを忘れ魔王領で生活するようになり帰ってこなかった。地味に、魔王領開墾の原動力。魔王の洞窟ルートが作られる原因になった。
次野 勇 (つぐの いさむ)
5番目の勇者候補。彼が原因で、天井落としの間に水飲み場(天井ストッパー)が作られた。
直荷 還 (すぐに かん)
6番目の勇者候補。魔王の洞窟で明るい方に進み、落とし穴に落ちて送還・リセット。
高那 快 (たかな かい)
7番目の勇者候補。魔王の洞窟でパーティの一人がバラバラになり、その血を見て帰還希望。
仙台 緋色 (せんだい ひいろ)
女性初、8番目の勇者候補。中学時代のチートの1学年先輩。DQNネームが原因で両親の期待を無視して勉学の道へ走る。中3時に異世界へ来たが、本体は高校進学、高2で高3対象の全国模試に挑み全国87位、高3時には原宿ゼミナール模試で全国11位という結果を出している。教科の内容だけでなくサブカルチャー、毒物にも詳しい。彼女が来るまでは魔王の洞窟内に防衛担当の動物などがいたのだが、シアン化水素で全滅したため防衛はトラップのみとなった。勇者として他に液体窒素や一酸化炭素などの攻撃魔術を考案・使用したが、理論を引き継げたのがセンテラだけであるため王国に使用できる者はいない。
センテラ・クレイン
前野優と初野麻央の娘で、魔術学院に入学し勇者召喚に備えていた。偽名であるが、1000G=テラ。魔力が多く、精密な操作もできる。化学的物質構成などを仙台に教わったため青い風や体内凍結などエグい魔術から、アイスランス(ミニ)やプラズマボールなど高威力な攻撃魔術も使用可能。雷魔術を電気として扱うことができるため、電磁石による鉄製武器の無力化や、アルミニウムの精製・宝石化、スタンショックなど異世界人が行使不可能な魔術も使う。
シリアス・ウイテール
王国書記官にして異世界勇者の日常生活講座、経済学講座などもこなす究極の何でも屋。ついにはチートのパーティ参加希望者がいなかったため(一説によると「シリアスさんが息してない」のシーンのためだけに)勇者パーティに駆り出され、「帰ったら結婚」するつもりが魔王四天王(仮、3人しかいない)との闘いで負傷、フラグブレイカーの厄介になる。
タンカー・テットデュエ
後ろから味方に攻撃されても負傷しない強靭な防御力を買われ、勇者パーティに参加した、生粋のタンク。それでもチートの前に立つと危険と言う判断から、今回後衛と言う光栄な位置におり、落とし天井を停止させるために離脱。活躍の場はほとんどなかったが、その分今回の勇者パーティで唯一ひどい目に会っていない。
フェンリィ
設定上、イヌ系の獣人。チートがモフりたい対象だが、チートのスベスベを堪能したいと思っており、利害が一致したため同衾(意味違う)、チートが避けられる原因となる。
仙台が足止めのため無慈悲にもブチルメルカプタン(スカンク玉)をぶつけ悶絶。
オウザ・ケンジツ・アナザーワールド
チートが召喚されたハイランド王国の国王。「召喚」と「呼ばれた人物の都合」との兼ね合いから、勇者の要望をなるべく優先すべきと思っている。王妃はいるが、第3王子が生まれたばかりで表には出てこない。
カゲウス・ワキャック・アナザーワールド
26歳でまだ立太子されておらず、王子をやっている。
カマセーヌ・ツンデレ
王国第2王女。当初、帰ってきたチートにデレていちゃつくシナリオが用意されていたが、恋愛描写などできないという作者の力量不足からそのシーンがカットされ、ツンツンに終わってしまった
ハラグーロ・コモノシュー宰相
宰相の仕事は総務部門の王の補佐だと思うのだが、作中ではチートの行動に振り回されるおっさん。
ヒヨリミ・コシヌーケ防衛相
戦争状態にある周辺国など存在しないため、小規模な軍をまとめるだけのおっさんで、一般的な「将軍」のような権力はない。
オウリョウ・ニマイタン財務相
国庫を預かる立場であるが、勇者前野優を召喚した時の兄のシュウワイ・ニマイタンとともに、相当私腹を肥やしている。
マギ
国立魔術学院学院長。魔術学院の編入試験で、チートの案内・試験担当。かなり高度な魔術も使えるが、どちらかというと物理・博物学に造詣が深い。
ゴンタ
街の子ども。ワルガキだが、妹思いというテンプレキャラ。チートから小銭をせしめるのに成功するが、そのため市場で無料で貰えていた食材が有料となってしまい、世の中の厳しさを知ることになった。
ロリコ
ゴンタの妹。将来美人になると思われるが、環境が環境なので先行きは不安である。
アンゴ・フラー・スボケ・ズクタレ・ホジナシ・ダラ
獣人とのキャッキャウフフを夢見て実行する大きなお兄さんたち。アンゴとフラーはイヌ派、スボケ、ズクタレ、ホジナシはネコ派であり、ダラさんは嗜好がかなり危ない。
ヨタカ
シュクバの街で身ぐるみ剥がされたチートと一晩を過ごしてくれた街娼のお姉さん。独自の情報網で勇者チートが子供たちに金をばらまいたりしたことを知っており、王都に弟がいるので世話になったはずと転がされているチートの相手をしてくれた。、