突然の診断、真っ暗になった日
人生、というのは何事も順風満帆にいくわけではなく、それは、ある日突然、私の中に落とされた。
「多発性硬化症です」
聴いたことのない病名。初めての響き。
まだ、20歳前半で…これからというときに…何が…。
「難病です。症状にある両足のしびれ、それがMRI上では確認しずらいのですが、先日の髄液検査で確定診断をすることができました。」
先生の話が頭に入ってこない。この謎のしびれの原因がわかってホッとすると同時に湧いてくる恐怖。
私の名前は四宮明菜、22歳。大変だけどダブルワークしながら趣味も没頭する社会人。
私は高校卒業後から働いている。1社目は…上司のパワハラがひどかったけど、今は自分の好きな仕事している。働くのは大好き。特に自分が好きなことは。
「え…と…私はどうなるのでしょう…?」
ホッとしたけど、それと同時に不安も襲った。難病ということは、今の医学では治せない病気。
初めて聞く病気なので、どうすればいいかわからない。
「まずは症状を抑えること、それから薬を処方しましょう。入院はできますか?」
「入院ですか?」
「はい、症状が治まっていないのでステロイドパルスをします。点滴で3日間。副作用もある点滴なので、入院が必要です。」
「そんな…急に…いわれても…。」
私は、この日、緊急入院をした。
しびれ以外は特にないからいたって元気。でも、私の中では病気が進行している。
それはゆるぎないことだった。




