三話:魔法の巻物
短めです。
ゴブリンを倒してから4時間がたった。なんで時間経過が分かるのかと言うと、さっきどれぐらいの時間が経ったのか考えていたらこんなアナウンスが流れて、パッシブスキルが手に入ったのだ。
【あなたは時間の経過を強く思考した事で、パッシブスキル『体内時計』を手に入れました!】
『体内時計』
時間経過が正確に分かるスキル。このスキルを持つ者は例え何百年経とうが今自分がどれほどの時間を生きているのか忘れないだろう。
まあ時間感覚を忘れない良いスキルだな。あまり考えないようにしてたけど俺は『不老』のスキルで歳を取らなくなっているし、正直必須級スキルだと思う。
ちなみにコボルトはまだ見つかっていない。ゴブリンもあれから一体も見つけてないし、この迷宮意外とモンスターの数が少ないのか?痛っ!なんか足にぶつかった!
「ん?これは…宝箱!?」
中身は…なんだこれ?巻物か?
【おめでとうごさいます!魔法の巻物を手に入れました!】
【魔法の巻物とは、巻物を破る事で魔法を習得できる貴重な魔法道具です!】
「魔法が習得できるのか!?じゃあ早速、えいっ!」
【魔法『水魔法Lv1』を習得しました!】
水魔法!飲み水がなくて困ってたとこだったんだ!水を摂取しなかったら三日で死ぬと言うぐらい人体には必要だ。これで水不足で死ぬ事はないだろうな。
食べ物の方は二週間から三週間食べなくても平気だって言うし、すぐには死なないだろうが…早いうちに確保しないと餓死してしまう可能性もある…どうするべきかね。
【ご安心ください!《無限迷宮》に挑む挑戦者は餓死をする事はありません!】
【貴重な挑戦者が餓死しては損失です!】
餓死しないだと?いやそれより、挑戦者が貴重って事は《無限迷宮》側も自由に挑戦者を迷宮内に転送できないのか?…可能性としてはなんらかの条件をクリアした者が転送されると言うのが一番納得できる。
「まあ今考えても何も分からないか。コボルト捜索に戻るとしよう!」
ステータス
名前《青谷剣斗》
Lv3/100
称号『初めての地球次元挑戦者』
HP320/320
魔力8/8
攻撃力:35
防御力:19
技術力:26
速力 :19
精神力:39
魔法:『水魔法Lv1』
パッシブスキル:『不老』『体内時計』『精神耐性Lv1』
アクティブスキル:『ゴブリンの弱毒』
ユニークスキル:『吸収』