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杯に月を浮かべて飲み干せば……

作者: 夕日色の鳥

武頼庵様主催「恋の詩企画」参加作品です。

 今日もまた、君を想って杯を傾ける



 夜半の窓に腰をかければ


 あの日君と見た下弦の月が東の空に浮かぶ



 遠く離れた地で君もこの月を見ているのだろうか



 君といられた時間は短くとも


 君は私の心に大きく輝いた


 月をも霞ませてしまう太陽のように



 ああ


 今日もまた、君を想いながら杯に酒を満たす



 どんなに遠く離れていようとも


 見上げる月は皆同じ



 いつかまた


 君と合間見えることを楽しみに


 酒の肴としようとじゃないか




 杯に浮かぶ月を飲み干せば


 君に少し近付けたような気になる




 今日もひとり


 君を想いながら窓辺で杯を傾ける



 ああ


 今宵も楽し




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― 新着の感想 ―
[良い点] 風流な恋ですね。 まるで杯の中の月を見下ろすように、自らの思慕の恋情を完全に客体化して、面白がっている様子すら見受けられます。 よほど手練れの方なのかとお見受けしました。
[一言] 良いですねー。 離れた相手に思いを寄せながらの一杯。 胸キュンです。
[一言] これはエモい( ˘ω˘ )
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