俺が事件に巻き込まれるなんて
俺に妹が居るなんて思いもしなかった_________
現代、日本。これはとある私立学園高校のスクールバスで起きた事件である。
「...えっ何あれ。やばくね?」
俺の数少ない友人は言った。その目線の先には鞄からゴソゴソとしている同じ学生。そして取り出したのは拳銃だった。
「おい。お前。一般人がそれを持つのは犯罪だ。一体なんのつもりだ。」
「ああ...バレたか。なら。」
俺がそんな声をあげると周りがざわつき始める。それもそうだ。バス内で発砲されたらたまったもんじゃない。しかしそいつは自分の頭に拳銃を向けた。
「おいバカ!_______!?」
一瞬の出来事。それはそいつから拳銃を取り上げようとした瞬間。相手は発砲した。その銃口は俺の腹を向いて。
「えっちょっ...お前...運転手さん!」
友人は焦った様子で倒れた俺を支えながら叫んだ。でももう時既に遅し。俺の意識は暗闇へと沈んでいく。
「俺...死ぬのかな。嗚呼。犯罪なんて消えてしまえばいいのに。________」
なんとなく身につけていたペンダントを握ったまま俺は完全に意識が途絶えた。
「おい。起きろ。こんなところで寝たら風邪引くぞ。」
そんな聞き覚えのない低い声が俺の耳に入った。目を擦り見上げればそこはとても快晴な空。あれ。バス乗ってた時曇りじゃなかったっけ。それに俺今どこも痛くない。流石に後遺症無しはおかしい。色々訳わかんないがとりあえず起きる。そこはとてつもなく広い草原だった。
「すみません。...つかぬことをお聞きしますがここはどこでしょうか?」
俺は苦笑いで尋ねた。相手は如何にも騎士みたいな格好をした男だった。
「あ?...ああ。新しい住人か。ここは“nostia grass”。まあただの草原だ。とりあえずついてこい。」
新しい住人?のす...なんだっけ。まあいいや。騎士っぽいところから怪しい人では無さそうだし着いていくしかないか。
どうも。初めまして。神崎珠理愛です。ここでは主の紹介をしようと思います。まず、小説を書くのは初めてです。拙いところもあると思いますが暖かい目で見守っていただけると有り難いです。また、投稿ペースは基本週一にしようと思いますが予定や気まぐれなどで早くなったり遅くなったりするかもしれません。ご了承ください。ここら辺で主の紹介を終わろうと思います。続きを楽しみにして頂けたら幸いです。では。