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姉さんと私 二

 私が姉さんを初めて見た時は、すでに姉さんは二日間仕事をしていた。この職場は交代制であり休日が不定期であることと、庭の手入れのために二日間休みを私がとっていたためである。


 私が休み明けの職場へと到着し、仕事をはじめると見慣れない顔がふたつあった。その見慣れない顔が私を見るや「はじめまして」と挨拶をくれた。その人が即ち兄さんと姉さんであった。

 私はこの二人に強く好奇心を抱いた。前職でも後輩はいたし、一人歳上の後輩がいた経験を有するが、そうでなくこの二人は強く私の心をつかんだのだ。十、二十歳上の人が入ると聞いてはいたし、それほどの人の先輩となってしまう不安であったが、この時に私の不安や緊張といったものは晴れていたのだ。

 彼らの挨拶の後、私も本日の業務をこなさんとした。作業しつつ私は姉さんたちのことを考えた。とても安心する顔であったと思った。然しこの時の私はどうしてこのような感情に浸っていたのか解らずにしまった。

完全に『こころ』を自分に重ねている訳ではありません。私は『こころ』の先生とどこか重なってしまいます。私はそんなに大層な人間ではないですけれど……

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