2.
ホワイト「じゃあ、この中から選んでくれや。」
アイス「……じゃあ、これ。(タイガーアイアンを、そっと指でつまみ上げ)」
「リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール!(カンペ読み)」
触れたそれは虎のような縞模様の宝石、タイガーアイアン。
それは淡い光を放ち…そして…、やがてフォルカが姿を現した。
フォルカ「(タイガーアイアンでしたか、ドキドキ。)」
ホワイト「‥‥ああ、こりゃ。 不味いな‥‥、黒魔封石じゃねぇか。」
アイス「!!」
フォルカ「ふ、ふふ♪」
アイス「いきなり引いちゃった……の?」
ホワイト「やっちまったなあ‥‥。お前さん引きいいな??」
アイス「ええぇ……難しいよ。」
まんだ「まんださんパワーを持ってしてももう無理??」
アイス「みたいだね……」
ホワイト「‥‥そうだな。 まんださんパワーで1人はいけんじゃね?(明日に続く)」
フォルカ「ありがとう‥少年さん。おいたは駄目ですよ、おにーさん‥ちょっと、叱ってもらいますよ?(寂しそうに告げ、部屋を後にするよ)」
ホワイト「えーーーーちょっとぉー俺は秘密にしといてくれよ!あっ‥‥行っちまった。」
まんだ「わーい!じゃあ屋敷巡りに付いてき遊びたく存じる」
アイス「僕も探検したい、かも。他に皆を戻す方法もあるかもしれないし……。うぅ、責任感じちゃうな……。」
ホワイト「‥‥しゃあねぇ、まんださん。解除したいやつ選んどいてくれや。 俺は‥‥……、はあ‥‥、弁解しに行ってくるわ‥‥俺が戻るまでやられるなよ。」
まんだ「シラべぇが行くのか?ん?おれで大丈夫か?おう、まかせろ?」
ホワイト「おお、じゃ、そっちは頼むわ。はーだりー‥‥。」
アイス「まんだ、任せたよ。ああぁ、ごめんね皆……」
ホワイト「アイス、お前ここは広いから迷子になるなよな。」
アイス「む……、子ども扱いしないでよ。僕だって騎士だ、これくらいの館……一人で、大丈夫だよ。たぶん。」
ホワイト「そうかい、黒魔封石のせいで既に魔力枯渇しそうなクセに強がっちゃってー。
まあ、いいさ。気をつけろよ。すぐ戻るから遠くにはいくなよ~。」
まんだ「~ワンモア・チャンス?~」
アイス「え……(ほんとだ……、少しふらふらする)
うん、ホワイトが寂しいだろうから、すぐ戻ってあげる。」
ホワイト「くく、わんもあ、なあ。誤魔化し失敗したら味方してやんよ♡」
「まったくトゲトゲしいなぁアイスさんはよ‥‥、じゃあいってくる。はあ、だる。」
ブラック「皆様お疲れ様でした、アイス様はよほど…運がいいと見えますね。ふふふ。
それではよい、悪夢を…。明日の夜9時ここでお会いいたしましょう…。」
まんだ「鞄に詰められて疲れたから休まないとおれも選べないからの~。おやすまー」