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主人公『ひでお』編パート1

大学4年生もうすぐ、新社会人。

主人公『ひでお』と、それを取り巻く人達のお話。

「あ~た~らしい、朝が来た・・今日~も朝~が」俺の目覚まし時計。今日も、この歌で目が覚める、そう、母さんの歌声。もうすぐ、この目覚まし時計が聞けなくなるなと思っている俺は、『ひでお』もうすぐ大学卒業を控えて、この春から新社会人予定。

着替えを済ませ階段をかけ下りる。

俺「おはよう」

母「ひで、おはよう。パン?それともご飯?さあ、どっち?」

と両手をひろげまるで相撲をとる前の力士のようにポーズを決めて母が聞いてくる。

俺「パン」

と答えると

父「当たったあ」

と新聞から、ヒョッコリ顔を出し嬉しそうな顔をしている。

俺「何?当たりって?」

と俺が不思議そうな顔をしながら聞くも

二人で目配せした後に

父・母「内緒」

と言ったとたんに二人で笑ってる。

まあ、俺がご飯かパンかどっちを言うか賭けてたぐらいだと、その時は思っていた。二人で、まだ楽しそうにしている姿を見て

俺「どこのバカップル?」「行ってくるね」

と冷やかし半分、良いなあと思いつつ急いでパンを食べ家を出た。

「ひでちゃん、おはよう学校かい?気を付けてね」家の真向かいにある食堂のおばちゃんが掃除をしながら声をかけてきた。

俺「うん、さとしは?」

おばちゃん「魚を仕入れにいったよ」

とおばちゃんが笑いながら言う。

『さとし』は俺の幼馴染みで小中高校と同じで、今は実家の食堂をおばちゃんと一緒にやってる。ちなみに、魚の仕入れは市場に行くんじゃなく、さとしの場合は『釣り』に行くの意味。釣った魚を食堂で出し始めてから、結構それ目当てに来る人もいてお客さんが増えたみたい。

叔父さん亡くして女で1つで、さとし達を育てながら食堂を切り盛りしてたから大変だったろうな・・・。そんな事を思いながら足早に学校へ急いだ。


『あ・た・り・ま・え』

『あたりまえ』

誰が決めるんでしょう?

『あたりまえ』それを言える事に感謝が出来るようになった今日この頃です。

主人公『ひでお』大学生活は残りわずか・・・。

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