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別に大人じゃないけど
プロローグ
大きな音
叫び声
騒音
妹の泣きじゃくる声
その、4つが重なった時に私の今までの幸せは崩壊し砂と埃になった
ー……あぁ私の人生に傷がつく。
朝起きると、パパが私の頭を撫でながら泣いていた。
おでこにパパの涙があたり目が覚めた。
「パパ?…どうしたの?
」
あ、と言い直ぐに涙を拭い取り。
「ママがな足の骨を折ったんだ」
と言いさっきまでの泣き顔を隠すように
「バカな奴」
と言った。
意味が分からなかった。
最初は、いつもの悪い冗談かと思い
「えぇなに言ってんのさぁ」
とバカ笑いしていた。
でも、なかなか笑い出さないパパに聞いた。
「本当に?」
パパは、下を向き私とは絶対に目を合わせようとはしなかった。
その時は、考えもしなかった。
て言うか考えない様にしていた。
私達家族がバラバラになるなんて。