表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TREASON PRINCESS  作者: KUROKO A
67/92

第五章 揺らぐ王国  新たな王女


「ホーキン卿、この少女が?」


レナード・ロゼ・ホーキンに連れられて、王宮を訪れた一人の少女に全ての人々は息を呑んだ。


小柄なその少女は、修道服姿で顔を覆うほどの大きなフードを被り、どこかオドオドしているように辺りを見渡していた。


「そうです」


静かに頷く。


「そ……そうですか」


無理やりに笑顔を作りながら、元老院議長セロンは少女の前に歩み出た。


「さあ、バーバラ様。フードをお脱ぎください」


ホーキンに促され、小さな頭を包んでいたフードをゆっくりと脱いだ。


「!!」


思わず息を呑む。


それは、その姿を目にした全ての者に共通した。


確かに、一目見れば少女がアルゼン陛下の御子だという事が分かるとホーキンは言った。


王宮としても、アルゼン陛下の傍系から国王を選定することは避けたかった。


それは、いかに中央に名だたる大国セフィーリアと言えども、臣下籍に一度でも降りた者を玉座に就けては諸外国との外交に支障をきたすからだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ