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TREASON PRINCESS  作者: KUROKO A
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序章 それぞれの思い


依然として国王は深い眠りに陥っていた、ある日のこと。


それは前触れも無く、突然に動き始めた。


「エディーネさま。少しよろしいでしょうか」


声の主は、ウィーゼル侯爵家当主バーゼン卿だった。


五十を過ぎた老齢で、いつもは穏やかな表情のバーゼン卿が、緊張した表情で声を潜めながら呼び止めたことに、ただならぬ予感を覚える。


「どうなされたバーゼン卿」


つとめて平然とした表情で答える。


「このような話を、私どもの口から申さなければならないこと誠に残念に思います」


無言で、話の続きを促すエディーネ。


「この場で、いくら言葉を取り繕っても仕方ありません。単刀直入に申し上げます」


咳払いを一つ挟み、重々しい口調で語りだす。


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