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1.あの人の世界は

貴方の世界に私はいるのだろうか?私の苦しさも図から見れば苦しいことはないのだと思う。

 毎日家に帰ったらあの人が怒っている。理由は特にないただ気にくわないから怒っているのだ。私はあの人を家族と思うことはできない、思いたくもないしかし私があの人のDNAを持っているのは紛れもない事実なのだ。逃げることはできない。血というものは私の存在から切っても切りはなせないものなのだ。あの人はなにか行動するとき必ず理由を持っている、自分は悪くないと正当化するためのものを。何をしても必ず病気のせいにする、私がその行為を酷く嫌っていることを知っておきながら。世間からしたらその人のほうが辛くかわいそうなものだと思うのかもしれない、私が間違っているのかもしれない、本来ならあの人の辛さを一番に理解して支えてあげることが正しいことなのかもしれない、でも私には無理だ、もう耐えるのも疲れてしまった。私には倒底自身を犠牲にしてまで他人を助けることはできない。しかし、そんな私もきっと側から見ればあの人とそっくりなのだろう。

 どの時からここまで拒否感が出る様になったのか、私には見当もつかない、しいていえば私がてんかんであると発覚したときだろう、それまでは親の愛だとかなんだとかを感じていたのだと思う。しかし、そんな私が辛い時にもあの人は暴れていた、私の親に迷惑をかけながら、その時だろうか私はあの人を家族だと見る事が出来なくなった。これの原因はあの人なのに。私はよく耐えたと思う。恨み言の一つも言わず苦しい日々に耐えた。薬の副作用や毎日私を襲うあの恐怖に耐えながら。私が辛い事を必死に話してもなに一つ取り合うことはなかった。仕事もせずただ家に巣食うあの人はろくに家事しなかった。掃除をしないので家は常に汚れていた。私はよく掃除をした。今振り返ると食事だけは作っていた。それには感謝したいと思う。

初投稿です。これからも定期的に書いていくので気に入ったら読んでください。

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