表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/55

49 トリアステルの皇太子〜王女視点〜

 3日程見なかったヒューイ様が登校して来たと思ったら、一緒に居るのはあの女だった。


 アンドリュー王子様もヒューイ様もあんなのの何処がいいのかしら? ちょおっとだけ私より美人で、ちょおっとだけ頭が良くて、ちょおっとだけ私より背が高くて、ちょおっとだけ所作が綺麗なだけじゃないのよ。


 近くまで行って文句を言ってやったら



『親戚です』



 ってあっさり言われたわ。え、親戚? そういえば近くで見たら顔が何となく似てるわね? 目の色も一緒なのね。よく見たら髪色が違うだけじゃないのっ?! なんてことなの! じゃあヒューイ様と夫婦になったらこの女とも親戚なの? え~~・・・しかもアンドリュー王子様とは婚約継続してるって? どうなってんの?


 この女がお父様の申し出を断ったって事? 駄目じゃん。たかが公爵令嬢なのに王族の申し出を断るって何様なのよ?



 いいわ、又国に手紙書いちゃうもんね。



 それよりも、皇太子(ヒューイ)第2王子様(アンドリュー)どっちにしたらいいんだろう?


 アンドリュー様は見た目はイケメンな上に細マッチョでカッコいい騎士様みたいで憧れるけど、公爵令嬢とイチャイチャしてるって聞くしなぁ・・・他の女共から付け入る隙なんか無いって言われたし。


 ヒューイ様はthe王子様でちょっと線が細いけど、所作は優雅で見た目以上に強いのは魅力だわ。16歳だから筋肉が付くのが遅いくらいの気がするけど、ひょっとしたら着痩せするとか・・・ジュルリ


 あら、おかしいわね。何で口元が・・・


 ハンカチで慌てて拭いたけど誰も見てなかったみたい。セーフだわ・・・



「王女殿下?」


「はっ! ハイッ」


「寝不足ですか?」


「え?」


「いや、さっきヨダレ・・・ブフォ」


「きゃぁああああッ!」



 思わず両手でヒューイ様の口を塞いじゃったわッ! どどどどどうしようッ!!



「いや、寝不足じゃ無ければいいんですけど」



 そう言いながら馬鹿力であっさり両手を外されちゃったわ。え、うそん、見た目以上にパワータイプじゃないのッ!? じゃ無くて、なにしてんのよワタシッ!



「ごごごごめんなさいッ!! つい」



 不敬よ不敬ッ!! 相手帝国よッ! ヤバイッ!!



 思わず頭を下げちゃったわよう~! ワタシ王女なのにぃ~~~~!!



 それなのにパニックになったワタシの顔を覗き込んで、ニヤッと笑う皇太子殿下。



 え?! 何? 何事? なんか背筋がゾッとしたわよ? 何でぇ???



「大丈夫、お忍びだから。罪になんか問わないよ

()()()()()()



 え? 今なんつった? ピンクちゃん?何それ??? え、ああ、私の髪色? それとも学生服の上に羽織ったカーディガンの色? え、ちょっとぉ、何でワタシの髪の毛手に取ってるのッ!?



「ふう~ん。近くで見たらこんな色なんだ。珍しいな赤は劣性遺伝子のハズだけどこんな形で遺伝するのかなぁ・・・研究してみたいなぁ」



 え、なに? なんかこの人怖いんですけど・・・気の所為(せい)かしら?!




 え、え、え、ええーっと・・・・




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ