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ネコジャRUSH!   作者: ジョン・道
第二章 VS超獣拳〜
73/89

第六十九集 ニャンて迫力! 超獣量級の闘い!

短めのお話です。


よろしくお願いします。


「リバさんニャー!

 相変わらず熱い闘いだったニャー!!」


「痛い痛い! やめろタマ!」


 闘いを終え、僕らの下へと帰ってきたリバをタマが熱い抱擁で迎えた。


「しかし、貴方の闘いには毎回ヒヤヒヤさせられます」


 フーが穏やかに笑って言うと、リバは満面の笑みで返した。


「慣れたもんだろ」


 そう言うと二人は、お互いの肉球を差し出し目の前でポンと合わせた。

 一方の超獣拳では、倒れたファカマバをマント姿のジャパが自陣へと下げていた。

 頭から被ったマントもさることながら、ファカマバの巨体を軽々と引きずるその力からも、かなりの強者感が醸し出されていた。


「遂に残りは儂とジャパの二人か……。

 ジャパよ、次はお主が行くか?」


 ファカマバを引きずって、横を通り過ぎるジャパにファンが問いかける。

 問われたジャパは、足を止めずに無言で首を横に降った。


「そうか……。

 ならば儂が行くしかあるまい」


 ふぅーと長いため息をついて、ファンが戦場へと足を進める。

 それを見たワンフーが意気揚々と叫んだ。


「遂にあの鼻長が出てきたでごわす!

 という事はつまり某の出番でごわす!

 タマ殿、文句無いでごわすな!」


「ニャむむ……」


 腕を組んで、眉間に皺を寄せるタマ。

 とはいえ自分で言い出した事なので、言い返す事は出来なかった。


「ほほー!!」


 ワンフーはそう雄叫びを上げながら、ファンの待つ戦場へと巨体を揺らし飛び出していった。


「全く、あの子は……」


 子供のように無邪気なワンフーを見て、呆れ顔のフー。


「仕方ありませんよ。

 強者との闘いを求めるのは、武獣家にとって本能みたいなものですから」


「それは確かに……」


 ライの言葉に表情を緩めるフー。

 戦場ではワンフーが、ファンに対し抱拳礼をしている所だった。


「虎皇拳ワンフーでごわす!」


 名乗りあげるワンフーをファンは無表情で見つめた。


「ワンフーと申すか。

 体格的に儂と闘えるのはお主位くらいであろうな。

 ぬん!」


 ファンがその大木の様な右足で、地面をドンと踏み鳴らす。

 それにより、戦場一帯に衝撃波が広がる。

 衝撃波を近くで諸に受けたワンフーだったが、微動だにせず涼しい顔をしていた。


「走ってきて暑かったから、気持ちの良い風でごわすな。

 これはお礼をせねばならんでごわす。

 虎気砲!」


 ワンフーが掌を前に向けて差し出すと、そこから青白く光る虎の頭が飛び出した。

 

「ふん、虎皇拳とは随分と礼を重んじるようじゃな。

 パオーン!」


 ファンが気合一閃、その長い鼻を振り回す。

 すると、一直線にファンへと向かっていたワンフーの虎気砲が、その鼻によって彼方へと弾き飛ばされた。


「それがしの虎気砲をいとも容易く……。

 超獣の名は伊達ではないでごわすな」


 得意技を簡単に破られ、ワンフーの顔に汗が一筋流れた。

 それでもワンフーは決して怯んだという様子ではなく、むしろ何処か嬉しそうにさえ見えた。


「超獣拳、六覇衆が一人ファン!

 いざ、参る!」


 改めて名乗り上げたファンがワンフーに向かって走り出す。

 それに呼応するかのように、ワンフーもまたファンに向かって走り出した。

 激突した両者はその太い腕でお互いの肩と首とを掴み、がっしりと戦場の中央で組み合った。

 

「ごわっ!」


「パオっ!」


読んでいただきありがとうございます。


最後の場面は、プロレスでいうロックアップのつもりで書きました。

ロ◯ンマスク対喧嘩◯ンですね。


ワンフー対ファンは一体どうなるのでしょうか?


よろしくお願いします。


評価などもお願いします。

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