第六十四集 さらなる援軍ニャ! やって来たのはまさか鳥!?
今日も何とか投稿できた……。
短めのお話だけど。
よろしくお願いします。
「流石リュンピョウ殿でごわすー!」
「ニャー! 本当の雷下咬拳・滅、赤かったニャ!」
「あ、赤かったですか……」
ミコアとの闘いに勝利したリュンピョウが、僕らの下へと戻ってきた。
タマの独特の感想には苦笑いだった。
「リュンピョウ殿、見事な闘いでした。
やはりアム様からの呼びかけで?」
「ええ。
虎皇拳より使者の方がいらっしゃいまして、すぐに獅子爪牙拳へ向かって欲しいとの依頼を受けました」
互いに抱拳礼を躱すフーとリュンピョウ。
リュンピョウはそれを解くと、すぐにタマの方を向いた。
「タマさん、出番を奪ってしまい申し訳なかったですね」
「ニャぁ、選んだのはあいつニャ。
それに勝ったから良しとするニャ、
でも次はワタシの番ニャ!」
リュンピョウの肩をポンと叩いたタマは、指を鳴らして前へと進み出た。
「ズルいでごわす!
次はそれがしでごわす!」
ワンフーが抗議するように声を上げたが、タマは足を止めなかった。
「ワンフーの相手はあの鼻長ニャ!
アイツはきっと首領ニャから最後に出てくるニャ。
だからワンフーも最後ニャ」
「ご、ご、ごわすか?」
ワンフーが助けを求めるようにフーの方を振り返ったが、フーは軽く微笑むだけだった。
「ニャってやるぜ!
相手は誰ニャー!」
鼻息荒く戦場を眺めるタマ。
一方の超獣拳ではファンが大声で叫んでいた。
「何たる事だ!
超獣拳六覇衆ともあろう者が!
失態だ!」
「まぁまぁ、ファン。
落ち着きなよ。
次はオイラが行くからさ〜」
取り乱すファンを宥めたのは、顔と尻の大きさが目を引く、赤茶色の皮膚をした大男だった。
「おお! ファカマバよ!
お主がやる気になれば、ネコどもなど物の数ではないわ!」
「はいよ〜」
ノソノソと立ち上がり歩き出すファカマバ。
〈カバだ……〉
二本足で歩いてはいるものの、その姿はカバそのものだった。
ただその姿こそ認識出来るが、特徴などは全く思い出せない。
でも確か、カバって凶暴だとかって聞いたような……。
「お!
誰か出てきたニャ!」
意気揚々と戦場へと足を進めるタマ。
その時、僕らの頭上を大きな影が覆った。
「ん、何だ?」
空を見上げると、何か大きなものが翼を広げて飛んでいた。
「鳥!」
「な、な、何ニャー!」
突然現れた謎の生き物に騒然となる。
するとその鳥が、旋回しながら僕らの下へと近づいてきた。
「やっと来たか……」
「え?」
一人冷静だったレサが呟く。
「やっと」って……。
という事はまさか!
「とぅ!」
よく見ると鳥の背中には誰か乗っていた。
その者が僕らの側へと飛び降りてきた。
腕を組みながら真っ直ぐと立ったその姿には見覚えがあった。
「ジ、ジ、ジーショウさん!?」
「ニャニャ、ニャンと!!」
取り乱す僕らを見てジーショウがニヤリと笑う。
「驚くのはまだ早い!
見よ!」
そう言って空を指さすジーショウ。
すると旋回していた鳥らしきものが、地上へふわりと降り立った。
翼の様に見えたのは、枝や葉っぱで作った自作の物だった。
その翼を広げて、天を仰ぎ見る姿で立っているその者。
所々に房飾りの様に茶色い長い毛が垂れ下がっていた。
「ラオ=タン=ウー、参上」
「ウ、ウ、ウー大師ー!!」
読んでいただきありがとうございます。
また登場の所で切りたかったので、短くなっちゃいました。
次話、ファカマバの実力やいかに!?
大師とジーショウは?
よろしくお願いします。
評価等もお願いシマッス、シマッス。




