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上京男子と地方局マニアの女子  作者: 白石あみの
〜年末年始・良哉帰郷編〜
27/253

第25.5話「朝の長良川沿いを徘徊する」

帰省3日目たまたま朝早く目覚めてしまった良哉。

今回はそんな良哉がふと思い立って、早朝の近所を散策するひと時です。

12月30日。

「んー…」

今日はやけに朝早くに目が覚めてしまった。時間はまだ5時50分だ。

俺は部屋のカーテンを開けた。外は日が昇りつつある状態だ。

俺はふと今日の岐阜の日の出の時間が気になった。めざましに使っているため側においてあったスマホを開いた。

(7時6分か…)

日の出まではまだ1時間以上ある。俺は思いついた。

「そうだ。せっかくだから明け方の近所を散歩してみよう。」と思った。これまで明け方の街の写真も撮ったことがないしせっかくの機会だ。近くには長良川も流れている。

俺はパジャマから暖かい格好に着替え、スマホと財布を手に外へ出た。

「あら、良哉おはよう。」

「おはよ。母さん。ちょっと俺散歩してくるわ。」

「ええけど、まだ外明るうはないで気をつけてね。」

「はーい。」


やはり外は寒い。暖かい格好にしたのは正解だった。しかし半ば衝動的であるため、どの方向に行こうかも全く考えていない状態だ。

「せっかくだからラジオでも聴くか。」と思った俺は、ラジオアプリを立ち上げて橋の方へ歩き出す。聴くのはもちろんぎふ○ャンのラジオだ。

「!」

聞こえてきたのは岐阜の県民歌だった。入学式や卒業式で歌ったことがある県民歌をまさかラジオでも聴けることに俺はびっくりした。懐かしさのあまり涙すら出てきそうになる。

この懐かしい感じ、黒藤さんにも伝えよう。

一旦立ち止まりLINEでそのことを伝える。時刻は6時。朝早くの街はやはり見ていて清々しい。俺は写真を撮りまくる。

長良橋の方へ歩いた後、鵜飼の遊覧船の事務所の近くから川の河川敷に降りる。川には鵜飼に使う船がたくさん止まっている。

「朝の長良川もなんだか新鮮だな。」と思いながら、俺はシャッターを切る。そうこうしているうちに俺は長良川水浴場のところまで来てしまっていた。やはり写真を撮るのは楽しい。


写真を撮っているうちに俺は、「この位置で金華山を撮るにはやや無理がありすぎる。せっかくの機会だから、思い切って長良橋の向こうの長良川プロムナードまで行き、朝焼けの金華山を撮ってみるか。」ということを思いついた。

そうと決まれば話は早い。俺は橋の方まで戻った後長良橋を渡り、一旦長良川国際会議場の方に出て会議場の側のコンビニに立ち寄ってコーヒーを買った後、外でそれを飲んだ後長良川プロムナードへ向けて歩き出した。


コンビニから長良川プロムナードまでは歩いて10分もない。歩き続けること10分と少し。俺はうかいミュージアムのレンタサイクルポート側の河川敷にたどり着いた。

「うん。いい眺めだ。」

ここなら金華山全体が見渡せる場所だ。時間は朝6時半過ぎ。日も段々と昇ってきつつあるようで、外は家を出た時と比べて明るくなっている。


「さてと。」

俺は金華山全体が入るようカメラを調整し、明るさも上手く調整した上でシャッターを切った。


「よし!」

日が昇りつつある金華山。納得の一枚が撮れた。


うちは今日から正月に向けて本格的に動き出す。午前中には年越しそばやおせち料理の買い出しの手伝いもあるし、出身地と首都圏のお正月の特色を比較するレポート課題も今日から本格始動だ。

「今日は頑張らなきゃな。」

日が昇りつつある金華山を撮れて満足した俺は、そう思いながら家へと向かう。


「この写真、藤堂や黒藤さんにも見せようかな。」ということも考えながら。

私も家族旅行の時、母に誘われ泊まっていたホテルの近所を散策していましたね。


次回は良哉が父の年末年始の買い出しに付き合うのですが、その途中のガソリンスタンドで…

おっと、先まで読み過ぎました。この続きは次話!

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