恐怖の存在
翌日の朝、昨晩起こった学業区の近くにある建物が消失した事件と商業区にある建物内部が荒らされていた事件で引っ張りだこであった。SNS等では
「建物消失とかヤバすぎまた神が降臨した?」
「荒らされるどころじゃないだろ血みどろとか怖」「うわ、うちの学校の近くじゃん消えた建物w」
「どうせ荒らされてたのはマフィアとかのだろ?いつもの事じゃん」
「当ててやるぜ今度は○○の建物が消える!」
「警察が事情調査に来たんだけど」
等様々な意見で盛り上がっていた。
ニュースや新聞でも似たような内容ばかりで1部では荒らされた建物に異形な死体があった事で化け物の仕業という噂も立っていた。
その新聞を片手に朝食を食べる者がいた。
女性スタッフ「オーナー、行儀悪いですよというかこの請求書なんですか見たことない額なんですけど」
オーナー「あーそれは私がちょっと無駄使いしちゃってね」
女性スタッフ「いや、桁が9程あるんですけど」
オーナー「気にしない気にしない」
オーナーは朝食のハンバーガーを片手に新聞を読み続ける。
女性スタッフ「この請求書誰に出すんです?良ければ出してきましょうか?」
オーナー「あー頼むわ、出す相手は白黒商会の所によろしくね」
女性スタッフ「あーあそこの夫婦の所ですね分かりました」
オーナー「あ、カジノロイヤルで出しちゃダメだからね?ちゃんと私の名前書いてね」
オーナー「ちゃんと[グレイ・エレンシア]で、出すのよ?」






