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夜のウサギにはご用心  作者: いろは箱
3/7

ウサギは行動も判断も早い

オーナー「んー、懐かしいわぁ♪」

オーナーは男を個室に案内しマスク取るやいなや小さな冷蔵庫からお酒と冷えたグラスを取り出す。


招かれた男「何が懐かしいんだ?」


男はオーナーに尋ねる。


オーナー「あー?お前と初めて会った時の話だよ?」


オーナーの顔には紅い瞳と蒼い瞳のオッドアイであった。紅い瞳の右目には大きな傷があった。


招かれた男「なるほどその時の話かお陰様であんたに付けられた名前で定着されちまったよ」


オーナー「Mr.ラッキーって名前か?そりゃいい気味だな私に勝ったやつは初めてでな。アレは私からの嫌がらせだよ」


オーナーは不敵に笑いながら男に言った。


Mr.ラッキー「はぁせめて探偵っぽい名前にして欲しかったよ。知らない奴がこの名前聞くと笑うんだぜ?」


男が言うとオーナーはさらに笑う一通り笑ったあと急に冷静になり机に足を乗せて酒を飲みながら尋ねる。


オーナー「アンタが来たってことはまたなんか探してるのか?例えば怪物とかさ?」


Mr.ラッキー「んー理由はそれだが知りたいのはそれではない。」


オーナー「ほう?まぁいいやいつもどうり勝負しましょうか?」


このカジノではオーナーに選べれたものはオーナーとの勝負でオーナーに勝つか楽しませる事により願いを聞いてもらえるというものだ。

だが大抵の客は楽しませる事が限度で勝ったものはMr.ラッキーと呼ばれる探偵のみである。

オーナーはトランプを取りだし探偵に言う。


オーナー「懐かしく最初の頃みたいにポーカーでもしまそょうか?」


1時間ぐらいだろうか勝負が終わってから探偵の男はカジノから出ていく。女性スタッフはオーナーに水を持ってきて話しかける。


女性スタッフ「大丈夫ですかオーナー?終わってからずっと居ますけど」


オーナー「ん、ありがとう」

オーナーは女性スタッフから水を貰い礼を言う

勢いよく飲み干すと話す。


オーナー「今日はもうカジノを閉めましょうそして強化剤が私の部屋の棚にあるから一通り持ってきてくれない?入れ物も一緒にね」


女性スタッフ「オーナー、もしかして……」


オーナー「気にしない気にしない大丈夫よ、とりあえずお客様達には帰ってもらって貴方達も直ぐに帰りなさいなそれとスタッフ達には今日は外に出ないように言っときなさい」


女性スタッフはオーナーに言われると戸惑いながらも命令に従い行動する。すぐさまカジノは締まりお客は誰もいなくなりスタッフ達全員にオーナーは見送る。一人のスタッフを残して。


オーナー「さて、貴方に少しだけ勤務外の仕事をしてもらうわ。貴女の姉達に今日の夜に私が動くって言ってもらっていいかな?」


女性スタッフは何も言わずお辞儀をしてそのまま去っていく。オーナーはそれを見送り部屋に戻り準備に取り掛かる。


オーナー「いやいやラッキーは凄いなぁ伊達に探偵じゃないや。よく分かったなぁ化け物の出処」


オーナーは不敵に笑い薬を手に取り首に注射器を射す。

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