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第1話 知らない天井 ここは何処?

覚めた目が俺に、目の前にあるのは木材でできた天井だと伝える。


次に伝わってきたのは、痛覚、痛みだ。


いつも力を使っている時に感じる痛みよりも鋭くて、痛い。




「ここは何処だ?」


つい口からこぼれたのは、疑問の言葉だ。

ここは何処だ?自問自答する。


これは明らかにみたことのない天井だ。

自分の部屋の天井でもないし、学校の天井でもない。


どこだ?


木材の天井の場所、俺は知らない。



明るい光が右側から見えている。


俺は今、暗い部屋の中だ。しかし、天井が見えるくらい明るい光が右側から見えている。


俺は右側を見ようと首を曲げる。


首は錆びた歯車のように動きにくく、痛みが感じる。



窓から光が差し込んでいるんだ。

しかし、窓といってもガラスがついていない。

まるで昔の西洋の家のような雰囲気がある。


窓から見えているのは石と木材でできた三角屋根の家。それも一つや二つじゃない。


周りを見渡したい。


ここからじゃあまりよく見えない。


窓に近づくために、木の匂いのする重たい布をよける。


体全体が痛い。そして重たい。


ドタッっと音がして床に転げる。

這うように進む。

窓の下までたどり着き、力を振り絞り立ち上がる。






目の前には、同じ形の屋根をした家が端から端まで並び、その下では活気溢れる屋台が並び連ねる。

人の話す声が聞こえる。人の歩く音が聞こえる。



空を見渡すと、満天の星空。



月はその影さえ見つからなかった。










俺はそのまま動けなかった。


俺の知っているものは何一つなかった。




ガチャンとノブのない扉が開いた。


「大丈夫?」

と、黒い瞳の彼女は言った。


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