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パラドクス×ドロップス 共通①
神様が戦によって苦しむ時代を再現し、それを演じる事を強要されたこの世界シューワで私は両親に捨てられた。
貧しかったら男は戦へ駆り出され、女は酒場に売られる。
売られた私は規定された道を抗って逃げてきた。
神様に見つかったら消されてしまうだろうか、それでも定めには従いたくなかった。
「お前は面白い女だな。定めた事に逆らった完璧ではない選択なのに、不思議と怒りはない」
「あ、あの……」
目の前に白い髪、白い服の男がいた。
「完璧な私としたことがお前の行き先をミスしたらしい」
「私のこと?」
「他に誰がいる。今ここに他者の存在を認めてはいない」
――――変な人だ。
「お前は貧困により親に捨てられた。行き先はホステスやら遊郭だ。しかしそれを受け入れずに当てもないのに逃亡した」
「は、はい。なんでわかるんですか?」