実家2
「変わってないね〜…お掃除は私に任せて?ユーリと建也もそのうち来るだろうから」
あの後準備を済ませたみのりと建也とユーリを乗せ俺の家へと車で向かった。ユーリと建也は一度着替えて来ると言ったため2人は2人の家で降ろし今はみのりと2人で片付けをしていた。
「悪いな?シャワーもあびさせてくれて。昨日は腹減ってたからすぐラッピに行ったんだよ。そしたら偶然建也にあってな…田舎って狭いな」
「そうだったんだ…まぁあそこのラッピはここら辺の人がよく使うし、もちろん私も。こんな街じゃ行くところも限られてるから。京ちゃんみたく車やバイクがあれば別だけど…」
「免許はあるんだろ?まぁ同じ大学なんだし使える時は俺を使え。ギブアンドテイクっやつだ。」
「ありがと…でも私京ちゃんに何も…」
「掃除してくれてるだろ。それに飯も美味かった。俺も作れない訳じゃないが自分の事となると面倒くてな。暇があればみのりの家に行くから最高の飯頼むわ」
「ほんと優しいね…変わらない…むしろ酷くなってる。これは大学で苦労しそう…ライバル増えるだろうなぁ…」
「なんか言ったか?」
「なんでもないよ!バカ!」
みのりはすぐに掃除へと戻る。その時チャイムが鳴り響く。
「ったくなに怒ってんだか…はいはーい!」
「さっきぶり京くん!お邪魔しまーす!」
「待たせたな?いや懐かしいなぁ…よく四人であつまったよなー?」
「どうぞ〜まぁ俺の家は1人同然だったからな。爺ちゃんも入退院繰り返してたし、よく去年までもったよ…」
「京くん…おじいちゃんに御線香あげてもいい?私達の事可愛がってくれたもん…」
「俺もだ…みのりはもうあげたみたいだしな」
「わたしもおじいちゃんにはお世話になったから…」
みのりは一旦手を止め会話に加わる。
「そうしてやってくれ。爺ちゃんも喜ぶ。おれは部屋を片付けるから何かあったら呼んでくれ…」
そう言うとそそくさと部屋へと戻る。その目に少し涙を溜めながら。
「京ちゃんおじいちゃん大好きだったもんね…」
「2人がそう言ってくれたから京介も嬉しかったんだろう。素直じゃねえ奴。さて、ユーリ、御線香あげて俺たちも掃除掃除!恩返ししてやろうぜ?」
「うん!京くんとおじいちゃんのお家ピカピカにしよ!」
2人はそう言うと仏壇に手を合わせる。そんな2人をみのりは微笑みながら見つめる。