実家
「頭いてー…流石に飲み過ぎたな…」
昨日プチ同窓会にてみんなと再会を果たした訳だが、久しぶりの再会に京介は飲まされ気付いたら気を失っていた。
「てかここは…あぁ、みのりの家か。懐かしいなー」
京介が懐かしさに身を委ねていると…
「京ちゃん起きたー?まったく…飲み過ぎよ。あの後みんなが解散した後大変だったのよ?いきなり京ちゃんは倒れるし、ユーリは泣くし、建也もなんだかんだ嬉しくて泣いてたし…」
「そうか…俺も嬉しくてな…みんなの連絡先も聞いたしまた集まりたいな…それより。みのりは嬉しく無いのか?俺は嬉しいぞ?」
京介はみのりに近寄ると所謂壁ドンをする。
「ちょ!?京ちゃん?」
「嬉しく無いのか?」
加えてアゴクイをする。
「う…嬉しく無い訳無いでしょ!バカ!このドS!そういうところも変わって無いね…」
みのりは少し赤くなり微笑む。
「京くん…みのりん…?何してるの?」
「おはようユーリ。んな怖い顔すんなよ?少しからかってただけだ。」
「まったく…朝ご飯…もうお昼か。出来てるよ?軽くなら食べれるしょ?」
二人はユーリの後についていく。
「おう!やっと起きたか?昨日は飲んだもんな?」
下に行くとすでに建也が、ごはんをつついていた。すぐに3人も席に着きごはんを食べる。
「3人とも昨日はサンキューな?ところでお前らも未来大学なんだろ?」
「建也から聞いたの?そうだけど、てかなんで2人は連絡先知ってるの?」
「また一緒だね!それは私も気になるかな…建也くんなんで?」
「あぁ、お前らフェイスブックやって無いもんな。それで連絡とって連絡先交換しただけなんだけど…」
「なっ…!そんな簡単な事で…」
「確かに私達やってないね…なんかガッカリ…やっておけば良かった…」
「まぁいいじゃねえか。サプライズしたかったし2人の事もそんな聞いてた訳じゃない。俺もフェイスブック始めたの1ヶ月くらい前だし、登録しただけでほぼやって無いしな…」
「それなのに友達が200ぐらいいるところはさすがだぞ?都会の可愛い子紹介してくれ!」
「あのさー?私達の前で話す事じゃないよね?」
「ほんとだよ…そう言えば京くん。今日はどこか行くの?」
「いや、ざっと街は昨日建也に案内してもらうがてらドライブしたし、引越しの片付けがまだだからな。これを食ったら帰る。」
「ねぇ。私も京ちゃんの家久しぶりに行きたい!お手伝いもしたげるから?」
「私もみのりんに賛成!まぁ無理にとは言わないけどね?京くんも疲れてるだろうしまだやる事あるだろうし…」
「なら俺も行こう。男手はあった方がいいだろうからな。」
「助かるな。ただ、俺の私物は勝手に漁るなよ?向こうでの思い出もあるんだからな…」
「わかった」
「そうと決まれば善は急げだ。」
4人はごはんを片付けると一度解散する。