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海の見える街  作者: kyo
第1章〜故郷〜
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再会

「しかし、田舎って狭いなぁ…いきなりアタリを引くとはな…」


「馬鹿野郎!こっちのセリフだ!しかし変わったなぁ京介は…都会人ってやつか?にしても嬉しいぞ!今日は飲むぞ!あいつらにはサプライズのつもりで言ってないから覚悟しとけよ?」


2人は昔のように砕けて話す。


「しかし京介?なんでこんな田舎に帰ってきたんだ?

東京なら全て揃ってるし、おじさんたちもいるだろう?美緒(ミオ)ちゃんだってお前にベッタリだったろ?」


「ひとつは爺ちゃんが死んで俺が実家を引き継いだからだ、あそこは俺にとっても特別だからな…後は…後々話す。スマン…美緒ならあっちでも上手くやるさ。もう子供じゃ無いんだから…」


ちなみに美緒とはひとつ下の義理の妹である。


「それに今のご時世東京じゃなくたってやりたい事は出来るさ…とにかく4年間はここにいる。またよろしくな!?」


「そうか…もちろんだ親友!なぁそれよりあのベルファイアお前のなんだろ?ならお前が通う大学に行ってみないか?と言うかこれから出番が多くなるぞ?なんせ田舎だから車持ちは重宝されるぞ!!俺も免許はあるから運転は変わるぞ!」


「ったくアッシールートかよ。まぁ頼りにされるのは嫌いじゃ無いし、あんなデカイ車一人だと寂しいからな。いろいろ変わっただろうししっかりあんない頼むぞボケが。」


「ドSなのも変わって無いな…んじゃま行くか?


2人はラッピから出るとベルファイアへ乗り込み大学へと向かう。


「さすがベルファイア…最高の乗り心地だぜー!

着いたぞ?ここが俺たちが通う未来大学だ!

いろいろな科があるからやりたい事を見つけれるはずだ!箱館ではデカイしレベルが高いからいろんなとこから来るやつも多い。」


「こうして入るのは編入試験以来だ、家から反対方向だし縁のない大学だと昔は思っていたがな…」


「車もバイクもありだし、中庭や屋上からは裏夜景も見えるぞ?いいシチュだろ?」


裏夜景とは、通常箱館の夜景とは箱館山からの景色の事なのだがそれを逆方向から箱館山側を見る景色である。いろいろポイントがあるのだがここからの景色も有名だ。


「車だと飲みに行けねーだろ?歩いたり遊びに行ったりも青春のひとつだろ?」


「それも一理あるか?サークルとかもいっぱいあるから京介もいろいろ見てみるといい。さて…いい時間だな?プチ同窓会に行くとするか?覚悟しろよ?」


「生きてればいいな俺…」


2人は再び車に乗り込むと、とある居酒屋へと向かう。そこはかつての幼馴染の1人の実家だという事実が京介を憂鬱にさせていた…




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