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海の見える街  作者: kyo
第2章〜未来大学〜
18/21

姉妹

「私も送ってもらってありがとね?キーくん」


「帰りは一緒じゃないすか。ところでみのりと沙耶姉はなぜ俺の家に?」


大学から帰り、京介はみんなを送り家にいた。しかしその隣には沙耶とみのりの七條姉妹もいた。


「みのりに聞いたのよ。おじいちゃんに私も御線香上げさせて貰いたくて…」


「それに、ラッピと焼き弁ばっかじゃだめよ。とりあえずキンピラ作っといたから食べて」


「途中でスーパー寄った理由はそれかい…まぁありがとな。沙耶姉も…じいちゃん喜びます」


「しっかしキーくんの家懐かしいなぁ…まさかまたみんなで集まれるなんて、嬉しいの一言よ…」


「それぞれ別の道を歩んでたみたいっすね?」


「まぁね。ユーリちゃんと瑠美ちゃんはしょっちゅう会ってるけど、まぁ、それぞれ忙しいから」


「お姉ちゃんも大学生だし、私達も入試やら何やら忙しかったから…」


8年か…俺もみんなと歩んでいたら変わっていたのだろうか…俺が知らないみんなが見ていた景色、みんなが知らない俺の見てきた景色…


「それでもまたこうして集まる事が出来た。俺はこの四年は全力でみんなとの時間を埋めていくつもりっすよ。」


「もちろん私もそのつもり。とりあえず今日は私とお姉ちゃんがご馳走つくるからね?」


「キーくんも驚くわよ?私達だっていつまでもキーくんにおんぶに抱っこじゃね…」


「期待してます!それに…やっぱ誰かと食卓を囲むっていいっすよね…俺の両親はほら…あまり家にいないから…」


「京ちゃんのおじさんとおばさんは忙しいもんね…」


「キーくん?美緒ちゃんは…」


「もちろんわかってる。親父もお袋も俺たちのためにやってるんだ。大分良くなりました。今はお袋が仕事やめて面倒見てる。そばにいてやりたいのは山々だが、美緒がさ…私は大分良くなったからお兄ちゃんもやりたいことやりなよ?って背中押してくれたんだ…もちろんちょくちょく帰るけど、またここに戻りたくてさ」


「そっか…私も美緒ちゃんに会いたいなぁ…妹なのに京ちゃんのお姉ちゃんみたいだったもんね?しっかりしてたし」


「キーくんは建也くんとバカばかりしてたものね?」


2人は思い出しながら、笑いあう。


「余計なお世話だよ…さっ!みんなも来るだろうし、ぼちぼち行きますかー!」


「そだね!」


「また来てもいい?」


「いつでもどうぞ。どうせ近いし俺1人っすから」


そう答えると、3人は京介の家から七條家を目指し家後にする。

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