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海の見える街  作者: kyo
第1章〜故郷〜
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プロローグ

「もう行くわ…」


「京介…もう会えないか?」


「京くん…やだよ…これっきりなんて…」


「京ちゃん…まだわたし京ちゃんに…」


雪が滴る、箱館空港に俺たちはいた…思えばこの時俺はすでに壊れていたのかも知れない。


「ばか…東京なんてすぐそこだろう?いつか…帰ってくる。約束は出来ないが俺はこの街が好きだ。お前らも…じゃあ、またな?」


そうして俺は、三人の幼馴染を背を向け、逃げたのかもしれない。


また会えるかどうかなんて、わからないのに…



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