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理系院生の不運な就活 〜ガクチカで救ったバブル女子の恩返しが「事故物件専門部署」の内定って正気ですか?〜  作者: あさづき ゆう


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2/5

ガクチカ、それは呪いの言葉

 新卒学生のための就職情報サイトをいくつも開きながら、悠馬は眉間にしわを寄せた。

 液晶ディスプレイの青白い光が、暗い研究室に浮かび上がっている。サイトには有名企業の名が並び、美辞麗句で飾られた将来性をアピールしているが、そのどれもが悠馬の感覚には合致しない。どうも惹かれるものがないのだ。キラキラした社会生活がそこには繰り広げられているのに、どうも現実味がない。


 マウスをカチカチと動かしながら、眉間にしわを寄せる。

 悠馬の専攻は情報工学。サーバーの排熱が微かに唸るこの部屋で、IT企業や製造業からの求人票を眺めては唸る。


「うーん、どれもこれも同じに見える……この手の広報はいいことしか言わないな」


 適当に「十分で理解できる動画」を2倍速で流しながら、悠馬は背もたれに体重を預けた。宗司に就職先をはねつけたのだから、あの一覧にあった企業以上に魅力的な会社を選びたかった。


(くそー、一流企業以上の企業ってなんだよ。本家に文句を言われない企業をと考えると、ほとんどないじゃないか)


 ぶつぶつと腐りつつも、マウスを操作する手は止めない。


「やっほー、悠馬先輩います?」


 不意に、研究室の扉が開く音がした。そして、この研究室には不似合いな、弾んだ声が滑り込んでくる。


「あ?」


 研究室に顔を出したのは、学部四年生の春日彩乃だ。この研究室に所属している。彼女はいつもと変わらぬ、春の陽だまりをそのまま服にしたような、ほわっとした雰囲気で入ってくる。


「あれ、他の先輩たちは?」


 彼女はきょろりと研究室を見回した。たくさん並んだパソコンの前は空っぽで、悠馬だけしかいない。悠馬はちらりと壁掛け時計に目をやった。午後二時を少し過ぎた時間。


「講義の手伝い。それでお前はなんでこんな中途半端な時間に?」

「友達がみんなバイトでいなくなっちゃって。これ、一緒に食べません?」


 そう言って大学の購買で売っているドーナツの箱を目の高さまで上げて見せる。しかも特大の箱。彩乃は机に自分のカバンを置いた。かちりと何かが落ちる音がする。


「なんか落ちたぞ」


 そう言って悠馬が手のひらほどの丸いそれを拾い上げた。薄汚れたピンク色のプラスチックの塊だった。卵型のフォルムに、三つの小さなボタン。液晶画面は死んでいるように真っ黒だ。それに、奇妙な感覚が手のひらから伝わってくる。不快に思いながら、眉をひそめた。


「たまごっち? ずいぶんと古い型だな……」

「そうなんです、可愛いでしょう? 可愛くってつい買っちゃって。でも、電池を入れても動かなくって。あ、それより、ほら、見てください!」


 もったいぶって彩乃は蓋を開けた。中にはチョコが掛けられたピンク色のドーナツが五個入っている。甘酸っぱいイチゴの香りが悠馬の食欲をくすぐった。彼の意識はたまごっちからドーナツへと逸れた。


「おおう! これは……購買の幻のイチゴ味じゃないか!」

「うふふ、たまたま入荷タイミングに居合わせちゃって。最後の五個だったんですよ! 後ろにも何人かいたけど、遠慮なく全部買っちゃいました」


 後ろに並んでいた学生に殴られそうなセリフだが、気にしない。悠馬は気取った顔で立ち上がった。


「彩乃。今日は俺がコーヒーをふるまってやろう」


 気取った笑顔を見せれば、彩乃が嬉しそうに手を叩いた。


「わーい、嬉しい! コーヒーとミルク、一対四で、お砂糖はステック四本で」

「……マジか? 今から甘いドーナツを食べるのに?」

「コーヒーは甘いのがおいしいんですぅ」


 彩乃は笑いながらそう言う。致死量の糖分を摂取して平然としている彼女の代謝能力に戦慄しつつ、悠馬はコーヒーメーカーのスイッチを入れた。なんとなく先ほどの感覚が手のひらに残っているので、ついでに手を洗っておく。


「それで、先輩は一人で何していたんですか?」

「んー、企業探し」


 彩乃がドーナツを片手に、首を傾げた。


「大学院生って、教授の推薦が無条件にもらえるじゃないですか」

「条件が合わなかったんだ」

「え、そんなにもこだわり条件があるの? 今は売り手市場だから、条件なんてつけ放題じゃないですか」


 不思議そうに首を傾げる。悠馬は呆れた目を向けた。


「お前なぁ。条件は明記してこそ効力を持つんだぞ。それに、定時退社、有給消化率100%だけだぞ。それほど難しい条件じゃない。お前こそ、いろいろ活動しているみたいじゃないか」


 悠馬もドーナツにかぶりついた。ほのかな甘みとさわやかな酸味がとてもおいしい。チョコレートのコーティングと抜群の相性だ。その美味さに悶えながら、あっという間に一個食べ切った。

 彩乃も綺麗にドーナツにかぶりつきながら、頷いた。


「私も四年生ですからね! 成績がいまいちで教授推薦貰えなかったから、頑張るしかないんです!」

「なるほど」


 学部生には学部生の、理系大学院生には知りえぬ苦労もありそうだ。彩乃のボヤキを聞きながら、二個目のドーナツを手に取る。


「そういえば、先輩はガクチカ、何を書きました? なかなか一次が突破できないのは、提出しているガクチカがよくないんじゃないかなって、疑っているんです」


 そうため息をついて、彩乃は悠馬をちらりと見上げた。その可愛らしい眼差しに内心ドキドキしたが、澄ました表情を崩さない。ここで崩した日には、あとで何を要求されるかと思うと気が抜けなかった。彩乃は女子大生としてはとても可愛らしいのだ。それは否定しないが、弱みを握られるのは避けたい。


「ガクチカ? なんだそれ」


 彩乃が胡乱げな顔になった。


「え、本気で言っています? エントリーシートに項目があるか、もしくは面談で必要になりますよ?」

「はあ?」


 コーヒーメーカーの電子音が鳴り、悠馬は手に持っていた二つ目のドーナツを慌てて完食する。そして、彩乃の視線から逃げるように立ち上がった。そうやって適切な距離を取りつつ、彩乃と自分のカップにコーヒーを入れる。


「ガクチカって、学生の時に力を入れたエピソードです。本当に知らないんですか?」

「知らん。そもそも教授の口利きだと軽く面談して終わるし……一体、何を書くんだ?」

「そうですね、例えばバイトリーダーしたとか。学園祭の実行委員やったとか?」


 バイトはしていないし、学園祭も基本的には研究室にこもりっきりだ。大学生活で力を入れたのは研究と、それから本家からの依頼の回避。悠馬はコーヒーカップを二つ持って、席に戻った。机に彩乃のカップとステックシュガーを五本置く。


「じゃあ、俺は研究について書けばいいんだな」

「それはガクチカになりませんよ。結果じゃなくってプロセスが大事なんですって。だから、推し活でもいいし、何でもいいんです。行動して失敗してもどうやって挽回したかを書くんです」


 彩乃がまじめに説明するのを聞いて、悠馬は不可解そうに首を傾げた。言われている意味が分からない。


「研究は、最高に力を入れていることだろう。だったら、研究内容で十分じゃないか」

「それじゃ、面接官に人間味がないって思われちゃいますよ。もっとこう、仲間と苦労した話とか、意外な特技を活かして問題を解決した話とか、キラキラしたエピソードがないと!」


 彩乃はステックシュガーをたっぷり溶かしながら、当然と言わんばかりに言い放つ。


「キラキラエピソード……」


 この世で一番自分から遠い表現だ。その言葉を聞くだけで、眩暈さえする。悠馬はようやく危機感を覚え始めていた。


「そうですよ。今は自己プロデュース時代ですからね。ちょっとのことでも、こんな大事にして話すんです」


 そう言いながら、彩乃は自分の腕を大きく回した。


「それは誇張というんじゃないのか」

「キラキラですって! 世の中のキラキラはすべて許されるんです!」


 理解不能と言わんばかりに、悠馬は頭を抱えた。自分が思っているほど、就活が簡単にいかないことに不安しかない。

 彩乃はコーヒーを一口飲む。


「あ、ちょうどいい味。先輩って、ミルクの比率、ちゃんと守るんですよねぇ。これがいつも絶妙で」

「数字は裏切らないからな」


 そう言いつつも、おいしいと言われてちょっと気持ちが浮上する。就活のことは脇に置いて、悠馬も自分のブラックコーヒーを口に運んだ。つい先日、本家の神社に行った帰りに買った新商品のコーヒー豆だ。少し高めだったが、よいストレス発散になっている。


「ん、いい味だ。今度から追加でこの豆を買っておこう」

「お砂糖もついでに追加しておいてください」

「お前は砂糖入れすぎだ」


 他愛もないことを話していると、ばーんと勢いよく扉が開いた。飛び込んできたのは学部三年生の黒崎奏だ。来年からでいいのだが、三年生に上がるのと同時にこの研究室に入り浸っていた。目の下にくっきりとしたクマを持つ彼は、本人の自己申告によると引きこもり系陰キャだ。ひょろりと背が高く、悠馬よりも実は身長がある。ただひょろいので、存在感が薄い。

 その彼がいつも以上に真っ青な顔をしている。


「黒崎、どうした? 顔色が悪いぞ」

「悠馬先輩、今すぐ! 僕をきつく抱いてください!」

「げほ……げほ、げほっ」


 突然の暴言に、口に含んでいたブラックコーヒーを危うくディスプレイにぶちまけるところだった。コーヒーが気管支に入り、咳が止まらない。


「うわー、さすがに黒崎君、それはないわー。先輩、絶対にノーマルだし」


 彩乃もやや引き気味に呟く。黒崎はよくわかっていないようで、涙目で首を傾げている。彩乃はため息をついて丁寧に説明してあげた。


「つまりね、先輩は女性しかそそられないの。わかる? 黒崎君もそうね……もうちょっとこう、女性っぽい体つきをしていたら問題なかったかもしれないけど」

「そういうことじゃないぞ、彩乃!」


 ようやく咳が止まったところで、訂正する。ここで放置したらあとでどんな尾ひれがくっつくかわからない。楽しいことは無責任に広がるものだと身をもって知っている。


「ひどい、悠馬先輩は僕にとって女神なのに」


 そう言いながら、よろよろと黒崎が床に沈み込む。


「俺は女じゃねえ」

「この清浄な空気、女神以外ありえません!」


 時代を感じる古い研究室の汚れた空気の中で、自分の存在が空気清浄機扱いされている事実に、悠馬は深いため息をついた。床を這いながら、黒崎が悠馬の脚に縋りついた。


「はあ、ようやく息が吸える。まったくなんで世の中の人は、怪異が溢れている中を生きていけるんですかね?」


 そうぶつぶつ言いつつ、黒崎は大きく深呼吸をする。それを悠馬が足蹴にして振り払った。


「うっとうしい、離れろ」

「先輩、ツレない……でも、そこが先輩のいいところです」

「黒崎君、本当に会ってからずっとこの調子よね。先輩が卒業した後どうするつもりなのかしら?」


 彩乃の至極真っ当な指摘に、床に転がった黒崎が「ヒッ」と短い悲鳴を上げた。ガタガタと小刻みに体を震わせている。悠馬が卒業するなんて考えてもいなかったという絶望の顔。悠馬は嫌な予感がして、そっと距離を取った。


「……そ、そうです。先輩がいなくなったら、僕は誰のバリアで生き延びればいいんですか!」

「バリア、言うな。俺は来年ホワイト企業でライフワークバランスうはうはなんだ」


 悠馬は再びすり寄ってくる黒崎を払いのけると、再び求人サイトに目を向けた。すでに動画再生は終わっていた。


「留年してください。僕が卒業するまであと一年。簡単ですよね?」

「ふざけんな」

「じゃあ、僕、先輩の部屋に住み着きます。それで妥協しましょう」


 やっていられないと、悠馬はため息をついた。そして、三個目のドーナツに手を伸ばす。それを彩乃が勢いよく叩き落とした。


「三つめは駄目です。これは運よくやってきた黒崎君に上げます」

「……細かいな」

「こういうのは平等じゃなくちゃ」


 そう言って、彩乃は三つ目のドーナツを黒崎に差し出そうとした。


「ドーナツはいりません。怪異が練りこまれていると考えると……おえっ、食べる気にならないので」

「なんか嫌な言い方ね」

「ああ、もし僕に味方してくれたら、彩乃先輩にそれを差し上げます」

「うふふ、なんかむかつくけど……まあいいわ」


 残っていた最後のドーナツに手を伸ばし、俺と視線を合わせる。


「黒崎君から賄賂をもらいました。ということで、先輩と半分こです」

 彩乃がドーナツを割ろうとしたとき――黒崎が絶叫した。


「彩乃先輩! それ、なんですか!? ぼ、ぼ、僕を殺すつもりですか!?」

「ええ? 今度は何?」


 彩乃は目を丸くして、黒崎を見た。黒崎は血の気の引いた顔でカチカチと歯を鳴らし、机の上にある物を指さす。


「悠馬先輩がいるから気付くのが遅くなってしまいましたが……彩乃先輩、憑りつかれています!」


 そう名指しされて、彩乃は首を傾げた。


「物騒ね。私のどこに憑りつかれているのよ。えっと……もしかして、黒崎君が反応しているのって、これかな? レトロで可愛いと思ってフリマで落札したんだよね」


 さっき、悠馬が拾い上げたたまごっちだ。


「そそそ、それです!」

「でも、それ、壊れている。廃棄だな」


 黒崎は真っ青を通り越して、真っ白になった。悠馬は先ほどから感じている不快さに、眉を寄せた。触りたくないという気持ちがこみ上げてくる。


「廃棄だなんてひどいなぁ。持っているとエモい感じがしません? これ、ちょっと汚れているのもポイントだと思うんですよね。昭和だなって時代を感じて」

「たまごっちは昭和じゃない、それに汚れは単純な経年劣化だ」


 悠馬は肩をすくめて指摘した。彩乃が唇を尖らせる。


「そういうリアルはいらないんです。エモいか、エモくないか。これだけでいいんです」


 彩乃はたまごっちのチェーンを持つとプラプラと揺らして見せた。そして、何を思ったのか、少し意地悪な顔をすると、さっと黒崎の目の前に突きつける。


「ほら、可愛いよね?」


 黒崎に向かって、目をくるりと可愛らしく動かして見せた。黒崎は慌てふためいて床を這いずる。


「ひっ!? うわうわうわ、近寄らせないでっ! 悪霊退散!」


 黒崎はそう絶叫して、目をむいて倒れた。


「あーあ、倒れちゃった」

「お前な……わかっていてやっているだろう?」

「だって、黒崎君、面白いんだもん」


 悠馬はため息をつくと、黒崎の頭の上ですっと手のひらを閃かせた。黒崎の表情がわずかに和らぐ。そして、すぐに寝息が聞こえてきた。


「何、したの?」

「ん? お祓い」


 彩乃はふうん、と呟く。彩乃は特に否定することも質問することもなく、流した。彩乃との付き合いやすさはこういうところにある。普通なら、何言ってんだと追及を受けるところだが、彼女のエモいセンサーに引っかからなければ流してくれる。


「あんまり黒崎をからかうなよ。まじで面倒だから」

「でも、仕方がないかなー? 恋の邪魔者はどんな扱いをされても仕方がないっていうじゃないですか」


 悠馬は彼女の小さな呟きを聞き逃さなかった。でも聞かなかったことにした。ただ、彩乃に向かってカップを持ち上げて見せる。


「コーヒー、お替りいるか?」

「もらいますー」


 いつもと変わらない明るい間延びした声。

 それにほっとしつつ、悠馬は簡易キッチンへと立った。


「そうだ、先輩」


 彩乃は何を思ったのか、たまごっちを机の上に置くと立ち上がる。そして悠馬の方へと近づいて――たまごっちが床に転がった。そして、不運なことに彩乃のヒールがたまごっちを踏みつぶした。


『きゃああああ、何するのよ!』


 たまごっちから黒とピンクの輝きが安っぽいネオンのように手滅しながら打ちあがり、同時に部屋いっぱいに濃厚な桃の熟れた香りが充満する。恐ろしいほどの匂いの暴力に、悠馬は思わず鼻をつまんだ。


「やだ、ふんじゃった」


 だが彩乃には何も感じなかったのだろう。彼女は顔をしかめて、自分が破壊したたまごっちを拾おうと手を伸ばす。


「ちょっと待て! それに触れるな!」


 慌てて悠馬は彩乃の腕を引き、自分の後ろへと庇う。


「先輩? どうしたんですか?」

「あー、信じられないだろうけど」


 悠馬はどう説明していいのかわからなかった。彼女にはこの怪異は見えない。でも説明しないと、また拾おうとするだろう。


(仕方がない……これである程度は)


 舌打ちしながら、怪異に向けて手を払った。ところがいつもなら多少は軽減される桃の匂いがさらに濃密になる。その濃さに吐き気すら感じた。


「これは……ヤバい。でも何か手はあるはずだ」


 彩乃を背中に庇いながらぶつぶつと呟く。真面目に怪異について学んだことはないし、悠馬ができることは自分のそばから少しだけ払う程度。


(待てよ、除菌スプレーみたいに怪異全体を包み込めば、どうにかなるんじゃないのか? いや、包むだけじゃなくて、こうもっとブロック的にまとめて)


 迷いは一瞬だけだった。イメージを固めてから、ぐるりと円を描くように手を閃かす。うまくいったのか、桃の匂いが引いた。ほっとしたのは束の間、たまごっちに憑りつくように一人の女性がそこに現れた。


「マジか……勘弁してくれ」


 人型を取れる怪異など、簡単に払うことはできない。自分の力不足を歯噛みしながら、彩乃を横目で見る。


「そこに……前髪を巻いて立たせたロングヘアの化粧の厚いおばさんが――」

『誰がケバいおばさんよ! 私は沙織よ! あんたなんか、下僕の癖にぃぃ! ぶっ飛ばすわよ!?』


 怪異は指をびしっと悠馬に突きつけ、そう絶叫した。


「さすがに物理攻撃は無理だろ。はあ……完全に失敗だな」


 悠馬はうるさそうに両手で耳をふさぐ。沙織の姿を見るだけで、疲れを感じてげんなりした。

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