#その93 【挿絵】宇宙船ルミナ2 宇宙船ルミナの船体は白銀色に変身している
#その93 【挿絵】宇宙船ルミナ2
「ノバ、これまでのあなたの活動を見て、ハルトと一緒なら大丈夫と確信しました」
ソフィア様は続ける。
「そこで、あなたの本当の力を解放します」
「ほんとうの力ってなーに?」
ノバがそういった瞬間、宇宙船ルミナは力強い白い光に包まれる。
「うわああ・・」
ノバにはなにか大きな変化が生じているらしく、大声で叫んでいる。
*宇宙船ルミナ 形態変化
ノバの叫び声が収まるころ、宇宙船ルミナは白い光の中から徐々に姿を現す。
「こ・・・これは?」
ハルトは目を疑いながらもその変化に見入る。
宇宙船ルミナの船体は白銀色に変身している。船体後部には大きなツインエンジンが新たに装備され、船体そのものもずいぶん大きく変化している。
そして、なによりノバが等身大の美少女になっているではないか。
「な、なんだこの船体は!それと、おい、ノバ!」
「すごいよ!ルミナ、ノバ、リリア、なんかすごいことになってるぞ」
「ルミナからノバ、船体冷却装置作動して」
状況を瞬時に理解把握したルミナはハルトに代わって指示を出す。
「ノバ了解、船体冷却システム動作開始」
ノバはそういうと船体冷却装置を動かす。
すると宇宙船ルミナ機体表面温度がみるみるうちに下降する。その結果、船内はじきに24度の快適な空間を取り戻す。
「ルミナからノバへ、重力コントロールシステム起動して」
「ノバ、了解。GCS起動するよ」
ノバはそういうと、新たなエンジンパワーを使って、惑星アルメリアの重力に逆らうことができるGCS、重力コントロールシステムを起動する。
「ルミナから船長、船体降下対地速度下がります」
「ノバから船長、演算容量不足してきたー、リリアの力を借りてもいい?」
宇宙船ルミナⅡ




