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#821 フェニックス1号と旗艦ルミナスのどちらが強いのですか?

#821


「みなさん、窓から見える艦がここにいるルミナ・アマギが艦長を務める旗艦ルミナスです、広大な宇宙からひとたびレスキュー信号が発せられれば、この旗艦ルミナスに乗り組んで現場に急行するのです」


 学生が旗艦ルミナスの雄姿に見とれていると、艦の一部にきらりと光が見える。その光はあれよあれよという間にこちらに近づいてくる。


「隊長、あれは・・・」

 ルミナが語尾を濁らす。


「みなさん、あそこに見える光点は・・・」


 光点はみるみるうちに講堂の窓辺に近づき、そしてその存在を誇示するかのように、

逆噴射をかける。そして後部をスライドさせながら窓のすぐ近くに停止する。その正体は、ティアフェニックス3号ティアライダーにまたがったティアナだ。


「ご覧ください、これがティアロイドです、フェニックス3号をティアライダーとして使用するスタイルです」


 講堂内の驚く様子を、褒められていると勘違いしたティアナは、ティアライダーの上で立ち上がると大きく手を振り、盛んに存在をアピールする。


 ちっ、ティアナめ、スタンドプレーしやがって、帰ったら説教だ。ハルトは心の中でつぶやきつつも、大歓声の学生を見ると、しょうがない、今回は許してやるか、と一人突っ込みをして気持ちを落ち着かせる。


「何か質問がある学生さんはいますか?」

 ハルトは期待しつつ学生に尋ねる。


 すると、

「あのう、フェニックス1号と旗艦ルミナスのどちらが強いのですか?」

 という質問が学生から飛び出す。


 ハルトはルミナと顔を見合わせる。そして、

「それはですね・・・」

 とハルトが答えようとするのをルミナが遮って答える。


「えへん、スペースレスキュー隊フェニックスは闘うための組織ではありません、なので、どちらが強いのかという比較はないのです」

 おおっ、と講堂内に再び歓声が上がる。


 ハルトもルミナもティアナの乱入ですっかり毒気を抜かれてしまたようだ。


 そんなときだった。一人の女子学生が手を挙げる。彼女は壇上のハルトたちからよく見えるように、やや後方から手を挙げていた。



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