#その81 【挿絵リリア普段着】 リリアはハルトの予想通り若い可愛い女の子なのだが・・・
#その81 【挿絵リリア普段着】
「よろしい、君はいつからあそこいたのか教えて欲しいな」
「ハイ、ヨクオボエテナイケド、1000ネントイウワードヲキイタキオクガアルヨ」
「そうか、わかった。それは寂しかったね」
「クラヤミガズットツヅイテコワカッタヨ」
「さて、タスケテ君は、宇宙船ルミナの乗組員となって、この船のために働くことを約束できるかな?」
「ズットヒトリデイタトコロヲウチュウセンルミナニタスケテモラッタノデ、オンガエシガシタイヨ」
「よし、それなら契約成立だ。君を宇宙船ルミナの乗組員として認め、乗船を許可しよう」
「ウレシイデス、アリガトウゴザイマス」
「船長よりルミナ、この子を宇宙船ルミナに迎え入れてくれ」
「ルミナより船長、了解です。準備できています、迎え入れます」
ルミナはそういうと、収納庫の探査機に接続している回路を宇宙船ルミナのメインシステムに接続する。そして回線を開く。タスケテは迎え入れられたことにより宇宙船ルミナのメインシステムに登録されて、乗組員の一員となる。
「うれしい、やっと私はタスケテもらえた・・」
「タスケテ君、宇宙船ルミナへようこそ!」
「ありがとう、宇宙船ルミナのみなさん、うううう・・・」
タスケテは感極まって泣いているようだ。感情は失われなかったようだ。
「君はもちろんタスケテって名前じゃないよね。自分の名前がわかるかい?」
「ううん、わかんない。私は名前で呼ばれたことはないよ」
「じゃあ、船長ハルトが命名してもいいかい?」
「うれしいです、お願いします、私に名前をください」
「よし、じゃあ、これからはリリアと呼ぼう。リリア・オパリナそれが君の名前だ、いいな。」
「私はリリア、リリア・オパリナ、うれしいな。」
タスケテ改めリリア・オパリナはハルトによって命名されたことで宇宙船ルミナに認知される。そして、認知されたリリアは船長ハルトの前に3Dビジョンとしてその姿を現すことができる。リリアはハルトの予想通り若い可愛い女の子なのだが・・・ケモミミがある。そう、彼女は獣人の姿をしている。
*リリア・オパリナ 乗組員となる
「わっ、もふもふの妹ができた!」
ノバはそう叫ぶと、リリアに突進する。
リリア・オパリナ 普段着