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#690 第4巻最終 あのちっちゃいレイちゃんの今をしっかり残しておきたいじゃん
#690
「いいえ、私とハルトさんとの愛の結晶です」
「まあまあ二人とも落ち着いて・・・ってティアナなにやってんだ!?」
「レイちゃーん、はーい、こっち向いてー、そうそう、ぱちっ」
見ればティアナはどこからか取り出したのか映像端末でルミナとレイを撮影している。
「だってー、あのちっちゃいレイちゃんの今をしっかり残しておきたいじゃん、私ユナちゃんの時は初め会ったのは生まれてからしばらくしてからだったからね」
そういいながらティアナは撮影ボタンを連打する。なんだかんだ言ってもティアナは子ども好きで何よりだ。
「ティアナ、その映像はあとで俺たちの共有アルバムにも送ってくれ」
「了解でーす、マイダーリン?」
「ちょっとー、レイちゃんをダシにしていちゃつかないでよ」
ルミナがそういうと、ハルトとティアナは顔を見合わせて笑う。そして3人でブリッジへと戻るのである。
宇宙船が彼女ですが、何か 第4巻 完
明日より第5巻が始まります、お楽しみに!




