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#689 俺とルミナにはレイを育てる楽しみができたな

#689


「よかったわ・・・えへん、じゃあお返しにレイちゃんが成長して、何か問題が起きた時は我がじきじきに対応することを約束しようぞ」


 女神ソフィアは急に偉そうにそういうとハルトに抱っこされているレイの頬をつるんとなでる。


「ソフィア様、本当にありがとうございます」

「よいよい、じゃあ、我はそろそろ帰るとするぞえ」


「またお出でくださいね」

 ルミナがソフィア様に言うと、ソフィアは白い光に包まれるとそのまま消えてしまう。


 あんなこと言ってたけど、ソフィア様はまたすぐに顕現してあれこれ世話妬いてくれるんだろうな、とハルトは感謝している。


 レイは女神ソフィア様からじきじきに祝福されたのだからきっと素晴らしい未来を目指してくれると信じている。


「ルミナ、レイをブリッジへ連れていこう」

 ハルトはそういいながら、レイのほっぺをぷにぷにする。


「そうですね」

 ハルトとルミナはレイを抱いて、アリス工房を出る。


「さあ、休暇は終わりだ。たったの4日間だったけれど、いろいろあってなかなか濃い日々だったな」

 ハルトがそう言うと、ルミナも同意する。


「そうですね、とうとう私とハルトさんにもレイを授かることができました、超幸せですよ」


「それに俺とルミナにはレイを育てる楽しみができたな」

 ハルトはそう言ってルミナと見つめあうとほほ笑む。


「ちょっと待ったー、そこ、熱すぎるぞ」

 割り込んできたのはティアナだ。


「ねえ、右夫人?」

「なーに、左夫人?」


 二人が左右で呼び合う時は今までろくなことがなかった過去がある。


「右夫人はこれでレイちゃんを授かったんだから、もうハルトさんといちゃいちゃする必要なないよねえ?」

「あーら、子どもの教育には仲の良い両親の存在が欠かせないと左夫人は知らないのかしら?」


「いやいや、そんなこといっても、レイちゃんはルミナさんの子どもでしょ?」


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