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#687 レイもユナちゃんと同じように高速に成長するってこと? 

#687


「つまり、アマギ・レイ君は、人とRAIの橋渡しとして活躍できる人材になりうることを示しています」


「ということは、レイもユナちゃんと同じように高速に成長するってこと?」

「おそらくそうなると思います」


「ハルトさん」

 ルミナが切羽詰まった顔で言う。


「ああ、わかってるよルミナ、レイはすぐに育ってしまいそうだから、子育てを存分に楽しもうな」

 そういうとハルトはレイを抱き上げる。そしてアリスに向かって言う。


「アリス、このことは俺たち3人だけの秘密にしてくれ」


「ええ、もちろんですよ、それにアマギ・レイ君はまだ生まれたばかりです、これから変わるかもしれませんしね」


 ハルトとルミナ、そしてアリスが検査を終えたばかりのレイを囲んでひそひそと内緒話をしている。


 そこに静寂を破るようににぎやかな声が響き渡る・・・ティアナが帰還したようだ。


「たっだいま~」

 どうやってデッキに着艦したのか、ティアナがばーんとアリス工房に入室する。


「あっれー、3人とも深刻そうな顔しちゃって、どったの?」

 雰囲気を読むことを知らないティアナが大声で叫ぶ。


「おおっ、ティアナ、お帰り」

「愛しの旦那様、ティアナはただいま戻りました」


「おいティアナ、今までどこをほっつき歩いていたんだ?」

「やっだなーハルトさん、フェニックス2号周辺を哨戒していたにきまってるじゃないですか」


「そうか、ご苦労、何か変わったことはあったか?」

「ええっとねー、何かあったかなあ・・あっ、夕べだったかな、フェニックス2号のコンテナ部分で強い発光現象を観測したよ。映像、見る?」


「ぜひ、見たいな」

「これだよー」


 ティアナは自身の前方に映るモニタを操作して、映像を呼び出し、それをアリス工房のメインスクリーンに投影する。



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