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#686 レイちゃんは、しっかりSAIの要素を備えています

#686


「うん?どうかした?」とハルト。


「この子・・・もしかして・・・」

 アリスは何かに気づいたようだ。


「ねえ、アリスちゃん、レイがどうかしたの?」

 ルミナはアリスに尋ねる。


「ええ、あのね・・・レイちゃんなんだけど、ユナちゃんと同じように全身検査してもいいかな?」

「ええ、いいわよね、ハルトさん?」


「ああ、もちろんだとも」

 ルミナもハルトもレイの検査に不安がないわけではないが、重要なことがわかるかもしれない全身検査は受けておくべきだとは理解している。


「ご両親の承諾は得たってことで・・・じゃあ検査始めるね」

「ご両親・・・って俺らのことだよな」


「ええそうよ、じゃあ、レイちゃんをそこの検査台に寝かせてね、すぐ終わるから」

 ルミナが抱っこしていたレイを検査台に寝かせる。


「アリスちゃん、寝かせたよ」

「オッケー、じゃあ始めるよ」


 そういって、アリスは検査装置のコンソールウインドウを操作する。


 ウイーン・・・検査装置はレイの小さな全身を往復して検査を完了する。しばし待つとアリスが検査結果を発表する。


「じゃじゃーん、報告します、先頃お生まれになったアマギ・レイ君ですが、性別は男の子、DNA・RAIA鑑定の結果は、ハルト隊長、ルミナス艦長との親子関係は99.9%です」


「良かった!?」

 ハルトもルミナも一安心する。


「そして、レイちゃんは、しっかりSAIの要素を備えています」

「じゃあ、プログラムを生み出せる役割を果たせるってことね」

 ルミナが確認するように言う。


「ええ、その可能性は高いです。そしてレイちゃんですが・・・どうやらユナちゃんともRAIの特徴がよく似ています」


「え?」

「どういうこと?」

 ハルトとルミナは驚く。


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